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南海トラフは“他人ごと”じゃない｜子どもも大人も本気で備える防災キャンプ

本動画は、岩国西中学校で実施された防災キャンプの記録です。 南海トラフ巨大地震の発生を想定し、岩国市内から約80名が参加、1泊2日で実践的な防災訓練を行いました。 今回の防災キャンプでは、TKB（トイレ・キッチン・ベッド）を中心とした避難所運営をテーマに、「避難したその先」、そして災害関連死を防ぐために何が必要かを、体験を通じて学びました。 地震の揺れで命を落とす人よりも、避難生活の中で体調を崩し、命を落とす―― それが災害関連死です。 災害は、揺れが収まった後からが本当の始まりだと言えます。 水が流せなくなった状態でトイレをそのまま使えば、汚物は処理されず、トイレは一気に汚れ、不衛生な環境から感染症が蔓延していきます。 一方で、トイレを我慢すれば、脱水や膀胱炎などの体調不良を引き起こし、特に高齢者や子どもにとっては命に直結する問題となります。 飲料水が確保できなければ、人は生きていけません。 冷たい非常食だけが続けば、体力だけでなく心までも削られていきます。 だからこそ、安全な飲料水と、温かく栄養のある食事を継続して提供できる環境が、避難所には不可欠です。 さらに、硬い床に直接寝ることで体は痛み、床からの冷気が体温を奪い、舞い上がるほこりを吸い込みます。 こうした環境が続けば、疲労は蓄積し、持病の悪化や体調不良を招き、災害関連死へとつながっていきます。 災害関連死は、防ぐことができます。 その鍵となるのが、地域の力です。 行政や消防だけに頼るのではなく、地域にいる一人ひとりが役割を持ち、支え合うことで、避難所の環境は大きく変わります。 防災は、決して他人ごとではありません。 「誰かがやってくれる」ではなく、 **「自分がやる」「自分も支える」**という意識に変わったとき、地域は本当に強くなります。 この防災キャンプは、防災を他人ごとから自分ごとへ変えるための取り組みです。 本動画が、災害関連死を一人でも減らすための気づきとなり、行動につながることを願っています。 #防災キャンプ #岩国西中学校 #岩国市 #南海トラフ巨大地震 #災害関連死 #避難所運営 #TKB #トイレキッチンベッド #地域の力 #他人ごとから自分ごとへ #地域防災 #使える防災 #自助共助 #山口消防防災探究会