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ニホンザルのグルーミング　地獄谷野猿公苑

地獄谷野猿公苑のニホンザル グルーミング（毛づくろい） サルたちが互いに毛を掻き分け、一生懸命に何かを摘んでは口に運ぶ。グルーミング（毛づくろい）と呼ばれる行動で、体に寄生しているシラミを取っている。互いに体に触れ合う行為は大切なコミュニケーションの手段でもある。親子や姉妹、仲の好い者同士、のんびり過ごしているとき、喧嘩の後の仲直りのとき、お風呂の中でも。サルたちの生活の中でも多くの時間を費やす重要な行動。 シラミの駆除 サルたちがグルーミングの際に取っている物は、以前は「ノミ取り」とかフケやゴミを取っていると言われていた。しかし、田中伊知郎(現四日市大学准教授)の地獄谷野猿公苑における調査、研究でサルジラミとその卵をとっていることが明らかになった。 ニホンザルにノミは寄生していません。サルジラミはニホンザルだけに寄生するシラミで他の動物には寄生しません。 Grooming The monkeys are actually removing lice, but grooming is also means of communication. Between mother and child, or between friends. They devote a lot of time to it.