У нас вы можете посмотреть бесплатно メシアン:世の終わりのための四重奏曲【ダイジェスト】 Vn:相川麻里子 Cl:重松希巳江 Vc:植木昭雄 Pf:高木早苗 или скачать в максимальном доступном качестве, видео которое было загружено на ютуб. Для загрузки выберите вариант из формы ниже:
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フランスの作曲家・メシアン(1908〜1992)が第2次世界大戦中、軍の仕事に従事していたことから、ドイツ軍の捕虜として連行されたシュレージエン・ゲルリッツ第8A捕虜収容所。その収容所内で書かれ、1941年に同地で初演された。初演メンバーは、ジャン・ル・ブーレール(Vn)、アンリ・アコカ(Cl)、エチエンヌ・パスキエ(Vc)、そしてメシアン(Pf)。収容所の音楽家たちによる、捕虜たちの為のコンサートだった。戦時中の収容所での作曲?と違和感を覚える方もいるだろう。ドイツ軍は芸術家の捕虜を優遇し、この作品の完成へも特別な配慮があったと伝えられている。ドイツ軍のしたたかな計算と同時に、過酷な生活を耐える中で、敵味方を超える人間的な交流もあったのだろうと想像する。 この作品は新約聖書の最後に配置されている「ヨハネの黙示録」がベースになっている。敬虔なキリスト教徒(カトリック)であったメシアンにとって慣れ親しみ、最も惹き付けられた箇所。約2000年前に書かれた「ヨハネの黙示録」は今に至るまで様々な解釈をされ、音楽・美術・映画・ゲームなど、ジャンルを超えて影響を与えている。戦争や飢饉、核や災害を連想させる7つの預言、暗示的な数字の意味、強烈な容姿を持つ天使etc…ミステリアスで神秘的な要素から話題に事欠かない書物とも言える。この壮大なストーリーのキーワードが、曲の至る所に仕掛けられている。 タイトルの「世」は「時」とも訳される言葉。メシアンは「時」や「空間」に特別の興味を持っていた。「時の終わり」「永遠」「不滅」、預言する折に吹く天使たちの「ラッパ」、そして「鳥」の存在。鳥類学者としての一面を持つメシアンは、随所に鳥に鳴かせ歌わせている。 戦争を政治的・直接的ではなく、宗教的・抽象的に表現したため、戦中に書かれた他の作曲家の作品とは一線を画していると感じる。黙示録の内容を、ダイレクトに「戦争」と結びつけているというより、当時のメシアンの「内面」で起こっていたこととの融合の方が大きかったのではないだろうか。 メシアン自身が書いた序文冒頭には、「ヨハネの黙示録」の第10章の文章が書かれている。 <私はまた、もう1人の力強い天使が、雲を身にまとい、天から降ってくるのを見た。頭には虹をいただき、顔は太陽のようで、足は火の柱のようであり、手には開いた小さな巻物を持っていた。そして、右足で海を、左足で地を踏まえて、獅子が吠えるような大声で叫んだ。天使が叫んだ時、7つの雷がそれぞれの声で語った。7つの雷が語ったとき、私は書き留めようとした。すると、天から声があって、「7つの雷が語ったことは秘めておけ。それを書き留めてはいけない。」と言うのが聞こえた。すると海と地の上に立つのを私が見たあの天使が、右手を天に上げ、代々限りなく生きておられる方にかけて誓った。すなわち、天とその中にあるもの、地とその中にあるもの、海とその中にあるものを創造された方にかけてこう誓った。「もはや時がない。第7の天使がラッパを吹く時、神の秘められた計画が成就する。」> I. 水晶の典礼 (Vn,Cl,Vc,Pf) 00:00 Liturgie de cristal (Vn,Cl,Vc,Pf) Clはクロウタドリ、Vnはナイチンゲール、Vcは高音でグリッサンド、Pfはそれらを覆う水晶。これから始る壮大な物語の心静かな導入。 II. 時の終わりを告げる天使の為のヴォカリーズ (Vn,Cl,Vc,Pf) 00:50 Vocalise, pour l'Ange qui annonce la fin du Temps (Vn,Cl,Vc,Pf) 前後半は、規格外の容姿を持つ天使のパワー。雷・稲妻も走る。中間部は、Pfで奏でるブルー・オレンジの和音のカスケード(滝)に、彼方から聴こえるヴォカリーズのカリヨン(鐘)が、VnとVcのユニゾンで静かに奏でられる。 III. 鳥たちの深淵 (Cl solo) 01:36 Abîme des oiseaux (Cl solo) この曲だけは、ゲルリッツ収容所前、ベルダンの軍楽隊に居た頃に作曲された。当時、警備の仕事もしていたメシアンが、夜明けに聴く鳥のさえずりにインスピレーションを得て、初演メンバーでもある同朋のアンリ・アコカの為に書かれた。深淵とは、寂寥と闇を伴う時間。鳥たちはその反対にあるもの〜光・星・虹、そして喜びに満ちた歌への憧れ。 IV. 間奏曲 (Vn,Cl,Vc) 02:17 Intermède (Vn,Cl,Vc) スケルツォの短い間奏曲。第6楽章の主題がここで表れる。 V. イエスの永遠性への賛歌 (Vc,Pf) 03:09 Louange à l'Éternité de Jésus (Vc,Pf) イエスの福音。語り継がれる永遠性。「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。」ゆっくりと朗々と、語られてゆく。 VI. 7つのラッパのための怒りのダンス (Vn,Cl,Vc,Pf) 04:10 Danse de la fureur, pour les sept trompettes (Vn,Cl,Vc,Pf) 銅鑼(どら)とラッパの効果をユニゾンで奏でるダンス。メシアン特有のリズム言語が使われている。花崗岩(かこうがん)の石の音楽であり、始めの主題は終わりには姿を変え、巨大ですさまじい形相で再現される。 VII. 時の終わりを告げる天使のための虹の錯乱 (Vn,Cl,Vc,Pf) 05:23 Fouillis d'arcs-en-ciel, pour l'Ange qui annonce la fin du Temps (Vn,Cl,Vc,Pf) 虹は、平和・叡智・輝ける音や振動の象徴。そして第2楽章でのテーマが再び現れ、ブルー・オレンジのカスケードも、ここでは激しいキャラクターで奏でられる。色彩の旋回、渦巻き、融合。 VIII. イエスの不滅性への賛歌 (Vn,Pf) 06:50 Louange à l'Immortalité de Jésus (Vn,Pf) キリスト教では7日目は安息日(日曜日)であり、その休息は永遠と拡大され、この8日目で不変・不滅の安息へとつながる。第5楽章と対をなす作品。メシアンは、この曲を「純粋な愛」と書いている。終わりへ向けて、高音域へ昇華していく様子が描かれる。 (プログラムノート by 高木早苗) メシアン:世の終わりのための四重奏曲【ダイジェスト】(Vn,Cl,Vc,Pf) Messiaen :Quatuor pour la fin du temps 【Digest】(Vn,Cl,Vc,Pf) Vn:Mariko Aikawa Cl:Kimie Shigematsu Vc:Akio Ueki Pf:Sanae Takagi Tessera Music Festival "atarashii-mimi(New ear)" Vol.21 / November, 2017 テッセラの秋・第21回音楽祭「新しい耳」 https://www.atarashii-mimi.com <参考> 楽譜→https://www.academia-music.com/produc... 楽譜序文の日本語訳掲載本→https://amzn.to/3c6mmw5