米中貿易戦争は「休戦」　トランプ氏が関税10％引き下げ表明、中国はレアアース輸出継続と合成麻薬フェンタニルの違法取引を取り締まり скачать в хорошем качестве

米中貿易戦争は「休戦」　トランプ氏が関税10％引き下げ表明、中国はレアアース輸出継続と合成麻薬フェンタニルの違法取引を取り締まり

トランプ米大統領は30日、中国の習近平国家主席と会談し、中国への関税を57％から47％に引き下げることで合意したと明らかにした。 その見返りとして、中国は米国産大豆の購入を再開し、レアアースの輸出を継続するほか、合成麻薬フェンタニルの違法取引を取り締まりを行う。 関連動画▶    • 【海外ニュース】米中首脳が会談　トランプ氏「長期にわたり素晴らしい関係を築く」、習氏...   トランプ氏は大統領専用機内で記者団に次のように語った。「間もなく、大きな障害はほとんどなくなると思う。われわれは今、合意に至った。毎年この合意を再交渉していくつもりだ。（中略）私は4月に中国を訪問する予定で、その後、習氏がフロリダ州パームビーチかワシントンのいずれかを訪問することになるだろう」 両首脳の会談は2019年以来で、トランプ氏のアジア歴訪の締めくくりとなった。トランプ氏は韓国、日本、東南アジア諸国との貿易面での成果も強調。 会談に先立ち、米中両首脳は報道陣に向けてこう述べた。 トランプ氏 「今回の会談は非常に成功すると思う。まったく疑っていない」 一方、習主席は通訳を介して、世界の二大経済国の間で時に摩擦が生じるのは当然のことと指摘した上でこう述べた。「われわれが常に同じ見解を持つわけではない」 この会談を前に、米中間の貿易戦争に突破口が開かれるとの期待から、各国の株式市場は軒並み過去最高値を更新していた。だがトランプ氏が合意の詳細を明らかにするにつれ、アジアの主要株価指数や欧州先物は一進一退の展開となった。 26日に行われた閣僚級協議で、米側が中国との間で合意の枠組みに達したと発表して以来、トランプ氏はたびたび「合意の可能性」に言及していた。しかし、経済・地政学の両面で強硬姿勢を強める両国の間で、この「休戦」がどれほど長続きするかについては、依然として多くの疑問が残っている。