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愛媛県大洲市にて民間ヘリコプターを活用した防災訓練およ び観光実証を実施 〜孤立集落への物資・人員搬送訓練と、フェーズフリーな空域活用の検証〜 2026年2月16日(月)、および17日(火)の2日間にわたり、愛媛県大洲市と一般財団法人国際災害対策支援機構との協定に基づき、民間ヘリコプターを活用した合同防災訓練および実証実験を大洲市防災センターと森林公園にて実施いたしました。 大規模災害発生時の孤立集落への物資・人員搬送手順の確認に加え、平常時の観光利用と有事の支援を切り替える「社会実装型フェーズフリー」な空域活用に向けた実証を行いました。 防災訓練・実証実験の目的 大規模災害の発生時、自衛隊や県の公的ヘリコプターが他の自治体へ出動し、即座に使用できない事態が想定されます。本訓練は、高知県沖を震源とするマグニチュード7.6の大規模地震により大洲市で震度6強を観測し、山間部で土砂崩れによる孤立集落が発生したという想定のもと実施されました。民間ヘリコプターを迅速に要請・活用し、物資の輸送や医療が必要な住民の搬送を行う実践的な手順の確認を目的としています。 また、2日目には平常時の観光利用(遊覧など)と災害時の支援をシームレスに切り替えるための実証実験も併せて行われました。 実施概要 • 日程:令和8年(2026年)2月16日(月)〜17日(火) • 場所:大洲市防災センター、森林公園 • 参加・協力機関:大洲市危機管理課、大洲市観光まちづくり課、大洲防災士会、大洲消防署、大洲市消防団、大洲地区広域消防事務局、肱北地区自主防災組織、若宮地区自主防災組織、田口地区自主防災組織、五郎地区自主防災組織、愛媛大学大学院地域レジリエンス学環、南久米地区自治会、南久米地区婦人会、南久米地区老人クラブ、南久米コミュニティセンター、一般社団法人キタ・マネジメント、バリューマネジメント株式会社 実施内容 【1日目:2月16日(月)実践的な防災訓練】 大洲市防災センターを拠点とし、北只の森林公園を孤立集落(河辺の大伍地区)に見立てて訓練を実施しました。 • 物資・人員搬送訓練:市職員がヘリコプターに搭乗し、孤立集落へ水と食料を搬送しました。孤立集落からは、大洲防災士会の協力のもと、透析患者および通院希望者を救出し、拠点へ搬送後、公用車で病院へ搬送する手順を確認しました。また、現地で負傷者が発見された想定で、大洲消防署の救急支援隊2名をヘリコプターで現地へ投入し、応急処置後に拠点へ搬送する実践的な連携訓練を行いました。 • 自治体および現地協力者のための実務講習: ヘリコプターの安全な運用のため、構造や搭乗方法、誘導・安全確認に関する講習と実技訓練を実施し、受講者には修了証が配布されました。 • 講演・意見交換会:国際災害対策支援機構による令和6年能登半島地震における民間ヘリコプターの活動報告を交えた講演が行われ、参加者間で活発な意見交換が行われました。 【2日目:2月17日(火)観光・防災を融合した実証実験】 観光と防災が共存し、持続可能な地域防災力の向上に資する新たな取り組みとして、平時における民間ヘリコプターの活用を検証しました。 • 実証実験の実施 災害時に住民を搬送する際の行程確認と併せて、参加者が実際にヘリコプターへ搭乗し、上空からの遊覧中に観光素材のアナウンスを視聴する実証を行いました。 • 意見交換の実施 搭乗体験後には意見交換会が行われ、平時の「観光」と有事の「防災」を連携させるインフラ構築に向けた知見を共有しました。 「一般財団法人国際災害対策支援機構」について ◆一般財団法人国際災害対策支援機構 公式Webサイト https://www.unglobal.org/ 実施事業の詳細 https://www.fidc.pro/ 災害対策立案から組織運営に係る知識の啓蒙や普及を行い、災害対策に関わる知恵の共有を図っています。協定先自治体と場外離発着場の整備を行い、従来の「平時と有事を区別しない」フェーズフリーの概念を超え、地域構造そのものを多機能化する“社会実装型フェーズフリー”の展開を推進しています。