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2月14日、バレンタインデー。 世間はそんな眩しい行事で騒がしいけれど、bidは いつもと変わらずリビングでのんびり過ごしていた。 クリスマスにはサンタ帽を被り、花火大会では 浴衣を着て足を弾ませる。こういったイベントに 全力で楽しむ性格だと思っていた彼女が話題に出す こともなく当日を送っていたのが少し疑問だった。 訳あって一緒に住んではいるが、特別そういう間柄 と云うわけじゃない。彼女が俺の為にともし台所で 腕を捲るときは体調不良なんだろう。そう云う認識でいるぐらいには淡白な距離感。とはいっても 同居人の様子が奇妙だったら気にはなるから。 「おかえり〜」 『…ただいま、何食べてたの』 「唐揚げ」 2日経ったこの日もbidは変わっていなかった。 バレンタインとは程遠いそれを食べて気分が 良いのか、ソファに深く沈んでいた。 当日から今まで、一切バレンタインの話を持ち出さない。浮いた話どころかお菓子の単語すら言わない。 意識的に避けてるようにも見えるが、そこで 気を遣って話を合わせる俺ではなかった。 『チョコ、食べてるのかと思った』 話の転換に彼女の耳が軽く揺れて、眉間にシワを 作り始めた。あからさまに嫌そうな表情。 あぁー…と、思い出しているかのように声を出して よりソファに埋もれていく。 「ピンポイントだなぁ、もう過ぎてんじゃん」 『毎回過ぎてるくせに擦ってるのは誰だよ』 「……私じゃないもーん」 無理があるだろ…と、内心で容疑の否認にツッコミを 入れながら呆れていると、 「…ていうか、チョコ嫌いだし」 なんとも信憑性の感じられない言い方。ソファで食べてた記憶あるんだけど、嫌いな食べ物なのに 食べるのかと聞くと、都合の悪そうな顔をして ほぼ投げやりの適当な返事を返された。 バレンタインについて思うことが溜まっていたのか 自分に対する言い聞かせなのか、拍車が掛かったように今回気乗りじゃない理由が次々と出てくる。 突然のサビに若干ついていけないながらに bidの気が済むまで話を聞いてやったあと、 『買ってきたんだけど』 散々バレンタインに対する嫌味を発露した直後と いうのもあるし、プレゼントを彼女に贈ることを 滅多にしないから、軽く喉が締まってぎこちなく そう持っていた紙袋を掲げてみせた。 白を基調に金や淡いピンクで彩られた小さなそれの 中には、さらに綺麗にラッピングされたお菓子。 俺がこれを持っていること自体に心がざわつく。 馬子にも衣装のような感覚にくすぐられながら 見せつけるようにずいと近付ける。 狐につままれたような、あまりにも呆けた顔を 晒しているものだから思わず笑みが溢れた。 そんなに良い反応をしてくれたのなら事前に 何も言わず、独断で買いに行った甲斐があるというもので、 『ぇ、あ、くれるんだ…へぇ…っ』 せっかく買ってきてくれたんなら食べてやっても… と、手のひらを返したように顰めっ面がすっかり なくなっているbidの顔と態度に、一度紙袋を 引っ込めようとしたらソファから飛び上がって、 慌てて謝られた。 大きな耳を弾ませて、沈んでいた声色と身体を 明るくして上目遣い。わざとらしく甘えられている のは分かっていたけれど、俺はその態度に弱かった。 彼女に手渡すと眼を輝かせて早速食べようとまた ソファに浅く腰掛け始める。そんな後ろ姿で満足 してしまって、保護者としての役目を果たせている のか、できていないのか。 それは未だ分からないことだった。 - 2/16