ニセ電話詐欺が巧妙化 「パソコンがウイルス感染」？ ７０代男性が「だまされかけた」ワケ 警官かたる電話も ▶気づいたのはコンビニの店長でした【ぎゅっと】2025年4月7日OA скачать в хорошем качестве

ニセ電話詐欺が巧妙化 「パソコンがウイルス感染」？ ７０代男性が「だまされかけた」ワケ 警官かたる電話も ▶気づいたのはコンビニの店長でした【ぎゅっと】2025年4月7日OA

福岡県内でニセ電話詐欺による被害の認知件数が増加を続けています。 ▶「自分が騙されるなんて思ってもいなかった」──まさかの体験 「まさか自分が詐欺に引っかかるなんて思いませんでした」。 そう語るのは、福岡県柳川市に住む70代の男性。 最近、福岡県内で急増している「ニセ電話詐欺」に、まさに巻き込まれそうになったといいます。 被害を未然に防いだのは、普段から目を光らせていたコンビニの店長夫妻でした。 その一部始終を取材しました。 ▶怪しい警告画面から始まった「ウイルス感染」騒動 男性がパソコンでインターネットを見ていたとき、突然画面が固まり、警告メッセージが表示されました。 「ウイルスに感染しています」という不安をあおる文言とともに、問い合わせ先の電話番号も表示。 慌てた男性は、その番号に電話してしまいます。 出たのは、大手ソフトウェア会社を名乗る男。彼は「ウイルス除去には電子マネーが必要だ」と語りました。 ▶コンビニ店長の機転で詐欺を回避！ 男の指示通り、男性は8万円分の電子マネーカードを買おうとセブン-イレブン高田今店へ向かいます。 対応した田口店長夫妻は、異変にすぐ気づきました。 「パソコンがフリーズして、電話でお金を払えって言われたんです」と男性が話すと、店長はピンときました。 「これは詐欺だ」と確信した2人は、すぐに警察に通報。被害を食い止めたのです。 ▶表彰3回目！地域を守るコンビニ夫婦の信念 実はこの田口店長夫妻、詐欺被害を未然に防いだのは今回が3度目。 ふだんから「詐欺を見逃さない」という強い信念で店頭に立ち、常に周囲に気を配っています。 「毎日、気を引き締めて見守っています」と語る田口さんの姿勢は、まさに地域の頼れる存在です。 男性も「本当に感謝しかありません」と話していました。 ▶今度は“警察”から電話が…！さらに巧妙化する手口 実はこの詐欺、最近ではさらに巧妙になってきています。 別の男性のもとには、「岡山県警の捜査に協力してほしい」と名乗る人物から電話が。 話の中では「中島」と名乗る男が、なぜか“警視庁”の代表番号を堂々と口にしてきたのです。 しかも、発信元の番号は110番に似た警察用のもの。信じてしまうのも無理はありません。 ▶「お金の話が出たら一度切って」警察も警鐘を鳴らす このような詐欺は全国的に相次いでいます。 警察は、「電話でお金の話が出たら、一度電話を切って本当に警察からの連絡かを確認してほしい」と呼びかけています。 「顔を見ないでお金の話が出たら、それは詐欺」と考えるくらいの警戒心が必要です。 冷静さを失わず、少しでも怪しいと感じたら、まずは信頼できる誰かに相談してくださいね。 ※この記事は2025年4月7日「アサデス。KBC」の放送内容に基づいて作成しています。