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東京・中目黒の住宅街で10棟燃える火事　けが人なし

2月5日午前11時半すぎ、東京・目黒区中目黒の住宅街で住宅10棟が焼ける火災が発生しました。住宅が密集した場所から立ち上る黒煙と炎に、閑静な住宅街は一時騒然としました。 東京消防庁によりますと、火元となった2階建ての住宅を含む10棟・合わせて290平方メートルが焼けたということです。現場周辺では火災発生から1時間以上がたっても放水活動が続けられ、煙が上がり続けていました。火災現場近くに住む人は「家がすぐそこだが『なんか焦げ臭いな』と思って外に出てみたらすごい煙だった。密集地なので、かなり煙がすごかった」などと話していました。 また、このエリアは道幅が狭くさらに一方通行も多いということで、ホースが何本もつなげられて火災現場に水が運ばれていました。近くの住民は「ここは道が狭い。一方通行なの。1車線だけしか駄目。消防車1台が入れるかどうか分からないような道」と話していました。現場は路地が入り組んだ住宅街のため消防車が付近まで近づくことが難しく、火災発生時には目黒区では乾燥注意報が出ていたことから、延焼範囲が広がったとみられています。 消防車29台が現場で消火活動に当たり、火はおよそ3時間後に消し止められました。けが人はいませんでした。