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【2025年秋冬】関西の注目展覧会｜大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山

🏙大阪エリア 大阪中之島美術館 「小出楢重　新しき油絵」 （2025年9月13日〜11月24日） 近代洋画の旗手・小出楢重の大規模回顧展です。パリ留学で学んだフォーヴィスムの影響と、日本の光の感覚を融合させた独自の絵画世界を紹介。代表作《Nの家族》をはじめ、初公開の作品も登場します。 続く展示は「新時代のヴィーナス！アール・デコ100年展」（10月4日〜2026年1月4日）。 20世紀初頭に世界を席巻したアール・デコ様式を、ファッション・グラフィック・建築など多角的に再構成。エレガントで力強い造形美を通して、「モダン・ライフの理想像」を映し出します。 大阪市立東洋陶磁美術館 特別展「CELADON―東アジアの青磁のきらめき」（〜11月24日） リニューアル後の美しい展示空間で、東アジアを代表する陶磁の名品「青磁」の魅力を徹底的に掘り下げます。中国・韓国・日本の名窯から生まれた青磁の微妙な色調と造形を、照明や展示構成で美しく引き立てます。 中之島香雪美術館 「ベルナール・ビュフェ―『線』に命を捧げた孤高の画家―」 （10月4日〜12月14日） フランスの画家ベルナール・ビュフェの独特な“線”に焦点を当てた展覧会です。ビュフェ美術館の名品を中心に、戦後ヨーロッパで異彩を放った彼の冷徹で鋭い描線の魅力を紹介。 あべのハルカス美術館 「密やかな美　小村雪岱のすべて」 （2025年12月27日〜2026年3月1日） 挿絵・装幀・舞台美術・日本画と幅広く活躍した小村雪岱の全貌をたどる決定版です。独特のデザイン感覚と日本的な情緒を融合させた作品群は、まさに“モダンで粋”。絵画から舞台美術まで、雪岱の繊細な美意識が凝縮された展示です。大正から昭和初期の文化を彩った芸術家の軌跡をじっくり味わえます。 逸翁美術館 「あの作品に会いたい！～推しの作品、紹介します～」 （〜11月30日） 館ゆかりの人々が“推し作品”を紹介するユニークな企画展です。茶道具や絵画、書など多彩なコレクションの中から、それぞれが思い入れを語るかたちで作品を紹介。 藤田美術館 （〜10月31日） 国宝「曜変天目茶碗」が公開中です。宇宙のような光彩を放つこの茶碗は、わずか3碗しか現存しない幻の名品。その幻想的な輝きは訪れる人を魅了します。 山王美術館 「山王美術館コレクションでつづる　女性画家たち展」 （〜2026年1月31日） 山王美術館が所蔵する女性画家たちの名作を紹介。モダンガールが描かれた昭和初期の洋画から、戦後の具象・抽象絵画まで、女性ならではの感性が息づく作品が並びます。 南蛮文化館 （11月1日〜30日） 年に一度の特別開館。南蛮貿易によってもたらされた西洋文化と日本美術の交流をテーマに、絵画・工芸・装飾品などを展示。国内でも珍しい南蛮美術の専門館として、当時の国際的文化交流の豊かさを伝えます。 国立民族博物館 特別展「舟と人類―アジア・オセアニアの海の暮らし」 （〜12月9日） アジア・オセアニア地域における“舟”と人々の暮らしをテーマに、人類の海洋文化を探る大規模展。舟の模型や映像資料を通じて、交易・信仰・漁労など多様な文化を紹介。 八幡市立松花堂美術館 「加賀藩の美術工芸と松花堂昭乗」 （〜11月30日） 茶の湯や懐石文化を軸に、加賀前田家の美術工芸を紹介。金工・蒔絵・陶磁など、雅な美の数々が展示されます。松花堂昭乗が愛した“もてなしの心”と、加賀文化の優雅さが響き合う展示です。 和泉市久保惣記念美術館 「Over The Waves ―南蛮・万博・ジャポニスム―」 （〜11月3日） 「海を越えて伝わる美」をテーマに、16世紀の南蛮文化からジャポニスムまでを一望。異文化交流が生んだ美術のダイナミズムを体感できる展示です。 堺 アルフォンス・ミュシャ館（堺ミュシャ） 特別展「ミュシャと夢二 STYLE of BEAUTY」 （〜11月30日） アール・ヌーヴォーの巨匠アルフォンス・ミュシャと、大正ロマンを代表する竹久夢二。二人の美意識が交差する“美の様式”を探ります。ポスターや装幀、女性像の比較展示など、東西の「美人画表現」を見比べる楽しさがあります。 正木美術館 「一休 ―風狂の片鱗を覗く―」 （〜12月14日） 破天荒な僧・一休宗純の書やゆかりの品々を通じて、彼の思想と生き方に迫ります。常識を超えた言葉の力と、禅の自由な精神を味わえる展示です。 🏯京都エリア 京都国立博物館 特別展「宋元仏画―蒼海を越えたほとけたち」 （2025年9月20日〜11月16日） 中国・宋元時代の仏画を中心に、海を越えて日本にもたらされた仏教美術の精華を紹介します。金泥や絹に描かれた気品ある仏画は、静謐さと精神性をたたえ、見る者を荘厳な世界へと導きます。 京都国立近代美術館 「没後50年 堂本印象 自在なる創造」 （〜11月24日） 日本画壇の巨匠・堂本印象の没後50年を記念する大回顧展です。初期の伝統的な花鳥画から、戦後の抽象絵画まで、彼の驚くべき変貌と挑戦をたどります。画家としての情熱に加え、建築・デザインなど幅広い活動にも焦点を当て、印象が追い求めた「自在なる創造」の本質に迫ります。 続いて、12月20日からは「セカイノコトワリ―私たちの時代の美術」展が開催されます。 現代社会の課題をテーマに、国内外の現代美術家たちが示す多様な表現を紹介。時代の“理（ことわり）”を問う意欲的な展覧会です。 京都市京セラ美術館 「民藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美」 （〜12月7日） 1920年代に興った「民藝運動」誕生から100年。柳宗悦、河井寬次郎、濱田庄司らの思想と作品を通して、京都が果たした役割を振り返ります。陶芸・染織・木工など、“用の美”を追求した工芸の名品が並び、手仕事の温かみと普遍的な美を感じることができます。 相国寺承天閣美術館 「屏風―黄金の調度Ⅰ期」 （2025年10月19日〜12月21日） 桃山から江戸時代にかけて描かれた屏風絵を中心に、金箔や岩絵具が織りなす豪華絢爛な世界を紹介します。金碧障壁画のきらびやかさだけでなく、構図や筆づかいに宿る精神性にも注目です。 龍谷ミュージアム 秋季特別展「仏教と夢」 （〜11月24日） 夢という神秘的な現象を仏教の視点から探る展覧会です。経典に記された夢の物語や、仏師・僧侶が夢に見た啓示の記録など、信仰と潜在意識が交わる世界を紹介。 福田美術館 「上村松園と美人画の軌跡」 （〜2026年1月18日） 京都画壇を代表する女性画家・上村松園の作品を中心に、美人画の流れをたどります。松園の端正な女性像のほか、鏑木清方、伊東深水らの作品も展示。 嵯峨嵐山文華館 「浮世絵と美人画の軌跡」 （〜2026年1月18日） 福田美術館と同時開催の姉妹展で、浮世絵から近代美人画までをつなぐ美の系譜を紹介します。喜多川歌麿や歌川国貞らの作品に、明治以降の画家がどう影響を受けたかをたどり、江戸から現代へと続く“日本美人”の表現を楽しむことができます。 京都府立堂本印象美術館 「〈没後50年記念〉企画展 The Great DOMOTO ―堂本印象の家族たち―」 （〜12月21日） 堂本印象を支えた家族の視点から、その人間像を掘り下げる特別展です。家族に宛てた手紙やスケッチ、未公開資料を通して、画家の日常と創作の裏側を紹介。温かなエピソードから、印象作品の新たな魅力が見えてきます。 泉屋博古館 「特別展 生誕151年からの鹿子木孟郎―不倒の油画道―」 （〜12月14日） 明治から昭和にかけて活躍した洋画家・鹿子木孟郎の画業を振り返る展覧会です。留学で学んだ印象派の技法を、日本的な色彩と構図に融合。写実と感情表現を兼ね備えた力強い作品群が並びます。洋画黎明期を支えた画家の情熱が伝わります。 京都文化博物館 「世界遺産　縄文」 （〜11月30日） 日本各地の縄文遺跡がどのように世界遺産に登録されたのかを、考古学資料や映像で紹介。土器や装身具などの展示を通じて、縄文人の精神文化の豊かさと造形美を感じることができます。子どもから大人まで楽しめる構成です。 ⚓兵庫エリア 兵庫県立美術館 「リビング・モダニティ　住まいの実験 1920s－1970s」 （〜2026年1月4日） 20世紀のデザイン史を「住まい」の視点から再構成。バウハウスやル・コルビュジエなど、モダニズム建築と生活文化の関係を探ります。家具や模型、写真資料などを通じて、近代人が思い描いた“理想の暮らし”が浮かび上がります。 神戸市立博物館 「阪神・淡路大震災30年　大ゴッホ展 夜のカフェテラス」 （〜2026年2月1日） 震災から30年を迎える節目に開催される大規模展です。名画《夜のカフェテラス》を中心に、フィンセント・ファン・ゴッホの芸術と人生を多角的に紹介。絵画の再現展示やAR映像など、没入感ある体験型展示が話題を呼んでいます。 西宮市大谷記念美術館 「西宮市100周年　めでたい松展　祝いましょう。松の絵さまざま」 （10月25日〜11月30日） 市制100周年を祝う記念展です。日本画・洋画・工芸などに描かれた「松」をテーマに、長寿・繁栄を象徴するモチーフを多彩に紹介。おめでたく、心温まる展示構成となっています。 白鶴美術館 新館：「新館開館30周年記念　中東美術の華―絨毯」 本館：「吉祥の美―中国陶磁」 （ともに〜12月7日） 新館ではペルシア絨毯やイスラム工芸の名品が展示され、精緻な文様と染色美を堪能できます。本館では吉祥文様をテーマに、中国陶磁の優品を紹介。東西の“祈りと美”が響き合う、充実した二本立て展示です。 🦌奈良エリア 奈良国立博物館 「春日若宮おん祭の信仰と美術」 （〜2026年1月18日） 春日大社の伝統行事「おん祭」を題材に、神仏習合の美術と信仰を紹介。神具や祭礼図、装束などを通じて、千年続く祭礼の美と精神をひもときます。奈良の冬を代表する荘厳な展覧会です。 大和文華館 「特別企画展　水辺を描く」 （11月14日〜12月25日） 水辺の風景を描いた日本画・中国画を中心に、絵画表現の多様さを楽しめる展覧会です。水面のきらめきや霧の表現など、画家たちが挑んだ“水の描写”をテーマに構成。繊細な筆致と詩情豊かな作品がそろいます。 🌊滋賀エリア MIHO MUSEUM 「近江の名所」 （〜12月14日） 近江の風景や名所を描いた絵画・工芸品を通して、地域の自然と文化を再発見する展示です。日本美術における「風景表現」の魅力を、滋賀の視点から味わえます。MIHOの建築空間とあいまって、静謐な鑑賞体験が楽しめます。 滋賀県立美術館 「滋賀県立美術館・滋賀県立琵琶湖文化館 名品選」 （〜11月30日） 両館のコレクションから、絵画・工芸・彫刻の優品を厳選。湖国に受け継がれた美の系譜を紹介します。地域文化の厚みを感じられる展覧会です。 🏞和歌山エリア 和歌山県立博物館 特別展「紀伊徳川家の威風」 （〜11月24日） 江戸時代、紀伊徳川家が育んだ文化と権威を伝える展覧会です。甲冑・刀剣・絵画・調度品など、徳川ゆかりの名宝が一堂に。華やかで気品ある展示を通して、紀州徳川家の歴史と格式を感じることができます。 ========================= 🎤VOICEVOX:ずんだもん ========================= #お出かけ #お出かけスポット #歴史 #雑学 #博物館 #美術館 #旅行 #建築 #美術館巡り #展覧会 #美術 #美術史 #西洋美術 #日本美術 #日本文化 #カフェ #カフェ巡り #学生無料 #関西 #大阪 #大阪観光 #京都 #京都観光