公共交通をどう守る？運転手が５年間で304人減少…札幌の路線バス維持へ新たな提案「運行の効率化」と「連節バス」の可能性は скачать в хорошем качестве

公共交通をどう守る？運転手が５年間で304人減少…札幌の路線バス維持へ新たな提案「運行の効率化」と「連節バス」の可能性は

札幌市内のバス路線のあり方が、さらに大きく変わるかもしれません。 　札幌市内を縦横に走る路線バス。 　市民の生活を支える大切な交通網ですが… 北海道中央バス発表（10月31日） 「現在のバス路線や運行回数を維持することが、困難となっているため…」 　先週、北海道中央バスは、来月から644便を短縮や減便、廃止すると発表しました。 市民（先月30日） 「そのバスを使ってる人たちにとっては厳しいと思う」「ちょっと不便にはなる」 　バス会社を悩ませているのは運転手不足です。 　札幌市内を走る路線バスの運転手は、去年までの５年間で304人減少しました。 　さらに、運転手の年齢は、50代以上がおよそ６割を占め、高齢化が進んでいます。 堀内大輝キャスター 「バス路線を今後について話し合う協議会がこれから開かれます」 　７日に行われた、札幌市公共交通協議会では、札幌市やバス会社、学識経験者などが持続可能な地域公共交通計画について議論を交わしました。 福島大学（地域交通政策）　吉田樹准教授 「主だった協議事項としては、札幌市の地域公共交通計画策定について、これが中心的な話題」 　バス路線は守られるのか？ 　協議会で浮上した、新たなバス運行の姿をもうひとホリします。 《スタジオ》 堀内キャスター 協議会で出された路線バスについての新たな提案を見てみます。 　■運行の効率化 住宅地などから中心部へバスで行く場合、まず各地域から乗り換え拠点となる施設まで行き、そこから先は、共同運行などのバスに乗るという形で運行の効率化をはかります。 運賃面では、現在はない、バスからバスへの乗り継ぎ割引の導入を検討します。 　■連節バス 乗客が多い路線では、連節バスの導入の可能性を検討します。すでに横浜市で走っている車両ですが、２台のバスが連結したような構造です。 堀内キャスター 札幌市の公共交通行政はどうあるべきか、協議会の会長に聞きました。 　吉田准教授は、札幌市の役割のポイントを２つあげています。 ・バス事業者を後押しするため、運賃改定や補助金の仕組みを変えていくこと。 ・ダイヤに空白の時間帯があるバス路線では、例えば乗り合いタクシーなどの他の交通手段を用意する必要があるということです。 　　　 堀内キャスター ■今後のスケジュールです。 　・来年１月に協議会が中間報告をまとめ、これをもとに、来年度に計画素案を作成し、市民から意見を募ります。 ・来年秋頃に、新たな「公共交通計画」が発表され、2028年度までの５年間実施されます。 2023年11月07日(火) 19時30分 更新 ＃北海道　＃ニュース　＃ＨＢＣ ◆HBCニュース　チャンネル登録お願いします。 https://www.youtube.com/channel/UCCTp