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2019中心市街地探訪156・・広島県東広島市

広島県のほぼ中央に位置し、面積635.16㎢、人口は188,049人(2019.7.31)。江戸時代、広島藩最大の本陣、脇本陣が設けられた西国街道四日市宿の宿場町として栄え、明治22年(1889年)の町村制施行で賀茂郡四日市次郎丸村が成立し、翌年の町制移行で西条町と改称された。昭和49年(1974年)に西条町、八本松町、志和町、高屋町が合併して県下12番目の市となる東広島市が誕生し、昭和63年(1988年)には山陽新幹線東広島駅が開業した。近年では平成4年(1992年)に人口10万人を突破し、平成17年(2005年)に近隣5町を編入して現在の市域となった。 静岡県からのアクセスは、東海道・山陽新幹線で広島まで行き、山陽本線で広島から西条まで約40分。 中心市街地は、西条駅南口付近から東広島市役所周辺までのエリア。 東西を行き交うかつての西国街道の宿場町は、今では商店街が形成され、その東側には土蔵造りの酒蔵が建ち並び、南側の幹線道路沿いには文化施設や官公庁などが集まる整然とした街並みが拡がっている。1980年代には広島大学、更に1991年には近畿大学工学部が移転して来るなど約1万人以上もの多くの学生が住む街でもある。昼間の商店街の人通りはあまり見られなかったが、観光地であり学生の街でもあることから、人口減少時代を勝ち抜くための条件を兼ね揃えた恵まれた都市とも言えるのではないだろうか。 【JR西条駅】01:56 山陽本線が乗り入れ、1日当たりの乗車人員は9,756人(2017年度)。駅は2面3線の地上駅の橋上駅舎で、南北自由通路が南口と北口を結び、自由通路の中央付近に改札口や切符売り場などの駅施設、南側にはコンビニエンスストアと観光案内所がある。 北口を出ると、駅前広場にはタクシーと広島空港行きへのバス乗り場があり、周辺は住宅街。表玄関である南口駅前広場の西側には路線バス乗り場、東側にタクシー乗り場と一般乗降用スペースがあり、周辺は居酒屋などの飲食店が集まっている。 【御建神社】02:52 慶雲3年(706年)に諸国で疫病が流行した時、素戔嗚尊に祈り疫病が止んだ事から、当時の人々が社を建てて祀ったのが始まりと伝えられている。 【西条駅前商店街】03:44 東西約280m続く商店街で、主に飲食店が集まるほか、西側には酒造会社の「山陽鶴」の本店がある。 【中央通り】04:03 南北約470mに商店が点在し、南側には銀行の支店やJA広島中央の本店もある。 【サンスクエア東広島】04:23 地上1階から4階までのフロアに、ホール、図書館、展示室、民間企業のオフィスやスクールなどが入り、上層階は賃貸住宅と留学生の宿舎となっている。 【ハローズ東広島店】04:41 店舗面積7,782㎡、地上1階から3階までを営業フロアとする商業施設で、食品スーパーのハローズを核として、100円ショップやクリニックなども入っている。 【ブールバール】05:23 市街地を縦断する大通りで、オフィス、ビジネスホテル、金融機関の店舗や公共施設などが集まっている。 【東広島芸術文化ホールくらら】05:43 地下1階、地上6階建て、延床面積13,338㎡の文化施設で、2015年11月に完成した。施設には約1,200席の大ホールのほか、市民ギャラリー、会議室、研修室やカフェなども入っている。 【にぎわい広場】06:11 飲食店舗などが営業しているほか、イベント会場にも利用されている広場で、中央生涯学習センターの跡地に、中心市街地の賑わいづくりを目的とする社会実験事業として開設された。 【(仮称)東広島市立美術館(建設中)】06:32 地上4階建て、延床面積3,985㎡の美術館で、令和2年(2020年)秋のオープンに向けて建設工事が進められている。 【東広島市役所】06:51 【広島県東広島庁舎】06:57 【西条酒蔵通り】07:10 かつての西国街道四日市宿のその周辺に多くの酒蔵が集まるほか、酒造りの歴史や宿場町の歴史が紹介されている歴史庭園と本陣跡もある。当時の山陽鉄道が開通した明治の中頃、西国街道沿いの商家が次々と酒造りを始め、そこで醸造された清酒は、後に行われた全国清酒品評会で優秀な賞を独占し、西条は醸造地として全国にその名を馳せた。 【歴史庭園】07:45 【本陣跡】07:54