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ショパン作曲 序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3 フレデリック・ショパンの「序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3」は、1830〜31年に完成したチェロとピアノのための作品です(作曲番号では最も早い室内楽曲)。 この曲は、ショパンがウィーンへ旅立つ直前の1829年10月、ベルリン近郊のラジヴィウ公アントン・ラジヴィウ(Anton Radziwiłł)の邸宅で滞在した際に生まれました。公は熱心なアマチュア・チェリストで、娘のワンダ(当時15歳)はピアノをよくし、ショパンの教えも受けていたため、二人のためにこのデュオ曲が書かれたのです。ポロネーズの主部はそこで即興的に作られ、翌年ウィーンで劇的な序奏(ハ短調)を追加して完成。 出版は1831年で、献呈先は当時ヨーロッパ最高のチェリストと称されたウィーンのヨーゼフ・メルク(Joseph Merk)に変更されました。 曲は以下の構成: 序奏(Lento、ハ短調):深い哀愁と劇的な表情で始まり、チェロの歌が印象的 ポロネーズ(Alla polacca、ハ長調):溌剌とした舞踏リズム、華麗で輝く若々しい音楽 ピアノが主導的で華麗な技巧を披露しつつ、チェロにも歌謡的で重要な役割が与えられており、両者の対話が非常に美しい。ショパンの若き才能が迸る、初期の傑作として今も室内楽の定番です。 トロンボーンとピアノでの挑戦です。 トロンボーン 藤原功次郎 ピアノ 河内仁志