メル・テイラーの反乱、ベンチャーズ真っ二つに分裂！　ベンチャーズ対ダイナミックス「ギミ・サム・ラヴィン」 скачать в хорошем качестве

メル・テイラーの反乱、ベンチャーズ真っ二つに分裂！　ベンチャーズ対ダイナミックス「ギミ・サム・ラヴィン」

1965年のエレキブーム以後、ベンチャーズの来日公演は毎年の恒例行事となりましたが、1973年の夏はドラムのメル・テイラーが突然ベンチャーズを脱退、自らのバンド、ダイナミックスを率いて本家ベンチャーズと同時期に来日公演を行い、「ベンチャーズ真っ二つに分裂」「2つのベンチャーズが日本で激突」「本家と分家の覇権争い」と大きなニュースになりました。 メル・テイラー＆ザ・ダイナミックスのメンバーはリードギターがジェリー・マギー、リズムギターがボブ・スポルディング、ベースギターがビル・リンカーン、そしてキーボードにジョン・ダリルという布陣。 迎え撃つベンチャーズはリードギターがノーキー・エドワーズ、リズムギターがドン・ウイルソン、ベースギターがボブ・ボーグル、そしてメルの代わりのドラマーには8個のタムタムを備えた通称“エイトブラザーズ”と呼ばれる派手なドラムセットのジョー・バリルという陣容。 ツアー日程はベンチャーズが7月1日～10月8日の100日間で87公演を行ったのに対し、ダイナミックスは7月24日～9月6日の45日間・37公演にとどまり、観客動員数でもベンチャーズが圧勝という結果に終わりました。 この年の公演の模様は、「ベンチャーズ／オン・ステージ'73」、「メル・テイラー＆ダイナミックス／ライブ・イン・ジャパン'73」という2枚のアルバムで聞き比べてみることができますが、目指す方向性の違いはあれどどちらも甲乙つけがたい充実した演奏ぶりで、メルとジョーのドラム、ノーキーとジェリーのリードギター、キーボードの有無など様々な要素が絡み合い、ベンチャーズファンにとっては興味が尽きないところでしょう。 それぞれのアルバムに収録された曲目のうち「京都の恋」「クラシカルガス」「ギミ・サム・ラヴィン」「10番街の殺人」「朝日のあたる家」などかぶっている曲も多く、この動画はそのうちの1曲「ギミ・サム・ラヴィン」を比較したものです。前半がベンチャーズ、後半がダイナミックスの演奏（2:31～）です。 ＃TheVentures #MelTalor #TheDynamics