「重大な規律違反」　職場結婚して雇い止め　元助教女性が大学を提訴　宮崎【知ってもっと】【グッド！モーニング】(2025年3月13日) скачать в хорошем качестве

「重大な規律違反」　職場結婚して雇い止め　元助教女性が大学を提訴　宮崎【知ってもっと】【グッド！モーニング】(2025年3月13日)

　大学の教員同士で結婚したら雇い止めとなったとして、法学部の助教だった女性が大学側を提訴しました。懲戒された文書には、「夫婦共稼ぎはご遠慮いただく不文律がある」と記載されていたといいます。 ■夫婦共働き「遠慮する不文律」 　12日に宮崎市で弁護士とともに会見に臨んだのは、宮崎産業経営大学法学部で、助教を勤めていた30代の女性です。 元助教（30代） 「まさか結婚しただけで雇い止めなのかという気持ちになり、大変衝撃を受けました」 　去年7月、女性は同じ学部に勤める40代の男性教授と職場内結婚をしました。そのことを学長兼理事長に報告すると、今年度末で女性を雇い止めにすると通告されました。 元助教（30代） 「その場で意義を申し立てて、できるだけ働き続けたいという旨を主張したのですが、受け入れるどころか全く聞く様子もなく、とてもその際は悲しかったです」 　そのため2人はあえて協議離婚を決意し、事実婚の状態で暮らし始めました。 　その後も雇い止めについて異議を訴えると、大学側は規律違反を理由に女性は助教から事務職員に配置転換。男性は、給料の大幅な減額を伴う、教授から准教授への降格処分を受けました。 　大学側から2人に届いた懲戒手続きの文書には「産経大は小規模であり、夫婦共稼ぎは当人の理解を得た上で、ご遠慮いただく不文律がある」との記載があります。 ■大学側「重大な規律違反」 　宮崎産業経営大学は、令和6年5月時点で、学生969人（法学部・経営学部）、教員46人を有します。「学園の秩序や規律を乱した重大な規律違反の問題」だとして争う姿勢です。 元助教（30代） 「なぜ結婚によって、自分がやりたい好きな研究とか、教育の仕事を奪われて、排除されなければならないのか。私としてはとても理不尽」 　教員としての地位や、処分の無効などを求める訴えを起こした2人。そもそも大学側の対応に問題はないのでしょうか。 教育評論家　松本肇氏 「学校運営する以上、ガバナンスコードとか、ハラスメントの防止に関する規定は必ずある。そもそも順守されていないとなると、当然、文部科学省としても指導の対象となる。こういうことは他の大学にはないと思う」 （「グッド！モーニング」2025年3月13日放送分より） [テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp