医療搬送用ヘリ事故で3人死亡…運航会社「エス・ジー・シー佐賀航空」は去年にも墜落死亡事故　2日前の点検「異常なし」 скачать в хорошем качестве

医療搬送用ヘリ事故で3人死亡…運航会社「エス・ジー・シー佐賀航空」は去年にも墜落死亡事故　2日前の点検「異常なし」

玄界灘の洋上でフロートにつかまりながら助けを待っていた人々。 そのすぐ下に沈んでいるのは、救急患者などを運ぶ医療搬送用のヘリコプターでした。 6日、患者らを乗せた6人乗りの医療搬送用ヘリが消息を絶ったあとに海上で見つかり、3人が死亡した事故。 ヘリの運航会社は2024年7月にも別のヘリで墜落死亡事故を起こしたばかりでした。 6日午後1時半ごろ、長崎県の対馬空港からヘリが飛び立つ様子を捉えた映像があります。 映像に映っている機体は、福岡市の福岡和白病院に向かった医療搬送用ヘリの事故直前のものとみられ、機内には86歳の患者や患者の付き添いの家族、そして医師など6人が乗っていました。 しかし離陸後、ヘリは消息を絶ち、約3時間半後、空港と病院のほぼ中間地点辺りの海上で転覆した状態で見つかりました。 7日午前、現場ではヘリコプターが海中に完全に転覆した状態で沈んでいて、その上部には黄色いフロートも確認できました。 ヘリの機長、整備士と女性看護師の3人は意識がある状態で救助されましたが、患者とその家族、そして同乗していた医師の3人が死亡しました。 離島の救急医療の現場で重要な医療搬送用ヘリ。 今回搬送していた患者についても、福岡和白病院は会見で「緊急を要する状態であったのは間違いない」としています。 福岡和白病院では15年近く前から、今回事故のあった運航会社「エス・ジー・シー佐賀航空」に搬送を依頼していました。 しかし、この運航会社を巡っては、運用する別のヘリが2024年7月にも墜落死亡事故を起こしていました。 ヘリの運航会社 エス・ジー・シー佐賀航空の会見： （2024年7月の）事故後、社内において全ての機体の健全性の確認、それとパイロットの教育・技量の確認を実施して、安全性は保てるだろうと（判断し運航を再開した）。 しかし、再び起きてしまった事故。 運航会社によると、事故2日前の定期点検でも機体に異常はなかったといいます。 ヘリの運航会社 エス・ジー・シー佐賀航空の会見： 不時着水の原因ですか？原因は今のところまだ判明しておりません。 今回の事故を受け、国交省の運輸安全委員会は現地に調査官を派遣。 入院中のヘリの機長らから話を聞くことにしています。 FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/