鬼とは何者だったのか？ 桃太郎伝説と大江山の鬼退治の真実に迫る　古代丹後の真実③ скачать в хорошем качестве

鬼とは何者だったのか？ 桃太郎伝説と大江山の鬼退治の真実に迫る　古代丹後の真実③

大江山鬼伝説の謎を解き明かすシリーズ第3弾！ 日子坐王による「玖賀耳御笠」討伐の真相とは？ 岡山県の「温羅伝説」と、桃太郎伝説の意外な関係 -「鬼」と呼ばれた人々は、朝廷にとって脅威だった？ 大江山の鬼伝説と、渡来人・製鉄技術の関係 前回までの動画はこちら 酒呑童子とは何者だったのか？歴史の大誤解　古代丹後の真実①    • 酒呑童子とは何者だったのか？歴史の大誤解　古代丹後の真実①   なぜ鬼の住処が大江山に変更されたのか…？誰かが仕組んだ“鬼伝説”　古代丹後の真実②    • なぜ鬼の住処が大江山に変更されたのか…？誰かが仕組んだ“鬼伝説”　古代丹後...   日本各地に残る鬼伝説の中でも、京都府福知山市の大江山には、特に奇妙な点があります。それは、同じ場所に3つの異なる鬼退治伝説が伝えられていることです。 大江山に伝わる3つの鬼伝説 ・ 酒呑童子伝説 – 最強の鬼と名高い酒呑童子が源頼光によって討伐された物語。 ・ 麻呂子親王の鬼退治伝説 – 推古天皇の時代、麻呂子親王が討伐したとされる鬼たちの伝説。 ・日子坐王（ひこいますのみこと）による鬼討伐 – 古事記に記された、丹波地方の豪族「玖賀耳御笠（くがみみのみかさ）」の討伐譚。 この3つの鬼伝説は、それぞれ異なる時代・異なる地域に起源を持つ可能性があるにもかかわらず、なぜか「大江山の鬼伝説」として統合されてきました。特に、「日子坐王による鬼退治」の物語には、驚くべき事実が隠されています。 本当に「鬼」は大江山にいたのか？ 『古事記』には「鬼」という言葉が一切登場しないのです。むしろ、日子坐王が討伐した「玖賀耳御笠」は、大江山ではなく、現在の京都府舞鶴市と福井県高浜町にまたがる青葉山に住んでいたとされています。 さらに、討伐された「玖賀耳御笠」は鬼ではなく、何らかの政治的・宗教的リーダーであった可能性が浮かび上がります。 「鬼」とは本当に悪者だったのか？ 桃太郎伝説との共通点 今回の動画では、もう一つの有名な鬼伝説、「桃太郎」と比較しながら、鬼伝説の背景を紐解いていきます。 桃太郎のルーツとされるのが、岡山県の「温羅（うら）伝説」です。この伝説には、百済（朝鮮半島）からやってきた王子「温羅」が登場し、朝廷の軍勢と戦ったという物語が伝わっています。驚くべきことに、温羅伝説の鬼も、古事記には鬼として描かれていません。 つまり、元々「鬼」とされていた者たちは、異国からの渡来人や、当時の政権と敵対する勢力だった可能性があるのです。 「鬼」とは、製鉄や交易を担う技術者だった？ 歴史学の視点から見ると、古代の「鬼」とされた人々は、渡来人や先住民の首長、製鉄技術者だった可能性が浮かび上がります。古代丹後はガラスの出土量が突出しており、大陸との交易が盛んだったと考えられます。これらの技術を持つ人々が、時の政権によって排除され、後世に「鬼」として語り継がれたのかもしれません。 さらに深掘り〜「玖賀耳御笠」とは何者だったのか？ 玖賀耳御笠の名前の由来を考察すると、「耳」は古代において高貴な身分を表す言葉として使われていた可能性があり、彼は単なる反乱者ではなく、宗教的・政治的リーダーであった可能性が高まります。 また、彼の名前に含まれる「ミカサ」についても、興味深い考古学的発見があります。1996年に舞鶴市の浦入遺跡から「笠」という名前が刻印された土器が発見され、この地域に「笠」と関係のある一族が存在していたことが示唆されているのです。 次回、 京都に残る「玖賀耳御笠」の痕跡を追う！ 「鬼」とされた者たちは、一体どこから来たのか？ 彼らの正体をさらに探るため、次回の動画では京都に残る玖賀耳御笠の痕跡を調査し、その歴史の謎に迫ります！ #鬼伝説 #大江山 #桃太郎 #日子坐王 #玖賀耳御笠 #温羅伝説 #日本史 #古事記 #歴史ミステリー #渡来人 #都市伝説 #古代丹後の真実