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【もったいなｲﾝﾌﾗ】京葉貨物線「塞がれた台場トンネル　下り線」

（訂正） 0:30　「大汐線上り」と「引き上げ線」が逆でした。 （前提知識　1970年代初頭まで）    • 多摩川をわたる　沈埋トンネル【JRTT鉄道・運輸機構】   △京葉線「多摩川をわたる沈埋トンネル」 （その後　1974年以降） 京葉貨物線（東京貨物（タ）～西船橋）は、1974年（昭和49年）に着工し、台場トンネル（海底トンネル）の建設が進みました。 台場トンネルの建設工事は、埋立地の軟弱地盤や東京湾海底など、複数の困難が待ち受けていました。 一方で、日本経済はオイルショックに見舞われ、京葉貨物線の計画は、大幅な見直しを余儀なくされました。1983年には京葉線を旅客化することが決定。 ここに、京葉貨物線「台場トンネル」は土木工事が完了したものの、旅客化のルートから外れることから、工事が凍結されることになりました。 その後。 1990年代後半より再整備の上、大部分をりんかい線に活用。 台場トンネル（上り線）は、東臨運輸区（車庫）への入出庫線として活用されることとなりました。 東京テレポート駅→品川シーサイド駅にある分岐箇所で、車庫線が分岐器構造上の定位側（＝直進側）であるのは、京葉貨物線の元の線形にりんかい線を継ぎ足したためです。   • 【もったいなｲﾝﾌﾗの活用】知られざる「りんかい線の車両基地」（京葉貨物線を活用した...   全区間が市街地や地下区間のりんかい線において、車庫の新設は難題。京葉貨物線の下り線は、まさに渡りに船といった役割を果たします。 一方で、台場トンネル（下り線）は活用される事も無く、完成から40年程度が経過しています。現在もトンネル坑口が閉塞された状態で眠っています。 動画にはまとめられませんでしたが、 京葉貨物線のインフラの大部分は、もったいない精神でしっかりと活用できております。 今日の東京湾ベイエリアのレジャー繁栄は、京葉線やりんかい線の「路線のイメージ」として定着していると思います。 本作品や過去作品のとおり、「京葉貨物線」を伺い知ることができる側面は、ごく僅かです。 もったいなインフラになりかけていた構造物を、見事再生してきた先人たちの努力を感じます。 参考図書・画像出典 ・臨海副都心線工事誌 ・東京臨海高速鉄道公式ホームページ ・京葉線工事誌 ・ウィキペディア ・Rf未来へのレポートホームページ ・2ちゃんねる ・船の科学館公式ホームページ ・地図・空中写真閲覧サービス （♪使用曲） 0:00～：　BayFM　交通情報 0:40～：　Aurora_Currents 1:29～：　As_I_Figure_Latinesque 5:44～：　A Night Alone - TrackTribe 6:00～：　オイルこうじょう（スーパードンキーコングより） 10:55～：　jazz　in　Paris 各場面の切替ジングル：　金町駅2番線　入線前アナウンス （編集後記） 羽田アクセス線の構想は、コロナ前の構想です。 現在は環境アセスメントの段階と思いますが、果たしてどうなりますかね。 （その後、羽田空港駅の建設計画を確認。計画は進捗。2021年秋） なお、前提知識で紹介した動画の通り、京葉貨物線は、塩浜操車場（川崎貨物駅）が起点です。戸籍上は、京葉貨物線に属すものの、東海道貨物支線として活用している区間もあります。 私は勉強不足で、この前提知識が無いままに動画を作成しておりました。申し訳ありません。 最後のお話は、決して真似をしない様に。 #もったいなインフラ #羽田空港アクセス線 #京葉貨物線