夜行鈍行829列車「山陰」京都発車後車内放送 скачать в хорошем качестве

夜行鈍行829列車「山陰」京都発車後車内放送

1985年3月に廃止となった「山陰」号(京都22:06ー出雲市9:48)の車内放送です。(車内が混雑していたので、放送シーンの部分は静止画にしてあります。) 前年の1984年2月改正で「ながさき」(※門司港ー長崎)の廃止、「はやたま」(※新宮ー天王寺)の寝台車連結がなくなって以降、10系寝台車が運用される唯一の列車でもありました。 同改正で廃止になった夜行急行「さんべ」の12系を転用の上、座席車を旧客から衣替えした「山陰」でしたが、この10系寝台車+12系による編成も約1年間と短い期間でみられただけでした。(※寝台車連結区間) また12系の方も、蒸気暖房のスチームを噴き上げていますが、元々より在来型客車と併結が出来る仕様で引き通し管を設けてある為です。こんな珍しい運用シーンも「山陰」号が最後でした。 撮影(録音当日)は廃止間近な3月の休日。最後の最後に京都口では、これも見納めだった、旧客の上り京都方面の終列車330レを乗車しに出向いた時の物です。 列車を降りた亀岡では「出雲2号」と交換。普段なら通勤客がドサっと下車する亀岡より先は、ボックスシートを占領して横になれる程に空いていた列車でしたが、この日は乗り納めを兼ねたと思われる18キッパーの皆さんでほぼ満席でした。 1両目寝台車のオハネフ12 2018は、1982年11月改正の14系化で捻出された急行「きたぐに」で使われていた車でした。車歴を辿れば1955年度に川崎重工でナハネ10 18として落成。→1963年土崎工場(現秋田車両センター)で緩急車化・電気暖房設備を追設。ナハネフ10 2052に。→1968年に多度津工場で冷房化改造を受けてオハネフ12 2018へと、多くの10系寝台車の例に漏れず、何度も形式と車号が変更されました。 お断り･･･夜景が暗いですが、当時、まだ感度が低かったビデオカメラの撮影によるものです。