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第七劇場 設立20周年製作作品 Dainanagekijo 20th Anniversary Production ワーニャ伯父さん Oncle Vania 原作:A. チェーホフ adaptation of A. Chekhov 構成・演出・美術・訳:鳴海康平 conception, direction, scenography and translation : NARUMI Kouhei 初演:2019年7月、三重県文化会館 premier : July 2019, MIE Center for the Arts ツアー:2019年7月、安山文化芸術の殿堂(韓国・安山市) tour : July 2019, Ansan Arts Center (South Korea, Ansan) / onclevania2019 *** 出演 cast 木母千尋、小菅紘史 / 獅子見琵琶、藤村昇太郎、諏訪七海 / 牧山祐大(SPAC-静岡県舞台芸術センター) KIBO Chihiro, KOSUGE Hiroshi, SHISHIMI Biwa, FUJIMURA Shotaro, SUWA Nanami and MAKIYAMA Yudai (SPAC) *** スタッフ staff 舞台監督:北方こだち stage manager : KITAGATA Kodachi 照明:島田雄峰(LST)lighting : SHIMADA Yuho 音響:平岡希樹(現場サイド)sound : HIRAOKA Mareki 衣装:川口知美(COSTUME80+)costume : KAWAGUCHI Tomomi フライヤーレイアウト:橋本デザイン室 advertising art : Hashimoto design room スチール:松原豊 photo : MATSUBARA Yutaka ※上演台本にあたり神西清、Marian Fell、André Markowicz各氏の訳を参考にいたしました。 *** 初演時クレジット 主催:三重県文化会館[指定管理者:公益財団法人三重県文化振興事業団] 共催:レディオキューブFM三重 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会 協力:SPAC - 静岡県舞台芸術センター 製作:合同会社 第七劇場 produce : Mie Center For the Arts co-produce : Radio Cube FM Mie cooperation : Shizuoka Performing Arts Center production : Dainanagekijo LLC supported by Agency for Cultural Affairs and Japan Arts Council 第七劇場 Dainanagekijo dainanagekijo.org [初演時プログラム掲載のノートより] ソーニャの死。 原作にはないこの設定から、私たちの「ワーニャ伯父さん」は、はじまります。 私たち一人ひとりの人生にも、この社会にも、この世界にも、それが起こる前と後とでは、人生や社会や世界が決定的に変化してしまうような出来事があります。たとえば22年前に神戸で起きた出来事、18年前の9月にアメリカで起きた出来事、8年前の3月に東日本で起きた出来事、3年前の7月に相模原で起きた出来事などのように大きな事件や災害だけではなく、個人的な出来事だって、そのひとの人生を大きく変質させてしまうものは、生きていればひとつやふたつあるものです。 ただ、私たちは、それだけ大きな出来事を経験しても、忘れてしまいます。完全に忘れることはなくても、それを記憶の奥へと遠ざけてしまいます。その大きな出来事を意識的に遠ざけるときもあれば、日々の時間とともにいつのまにか距離が生まれるときもあるでしょう。楽しかったことだって、忘れたり遠くなるのですから、大変な出来事だって例外ではありません。その一方で、意識的に遠ざけたくてもうまくいかないときもあるでしょうし、日々の時間とともに、遠ざかることなく、少しずつ形を変えて、近くにいすわるときもあるでしょう。苦しくても、あえて近くに置いておかねばならないこともあるかもしれません。 その大きな経験が遠ざかるか否かにかかわらず、何かが大きく変わってしまったあとで、私たちは考えます。「これからどうすればいいのだろう」「どうすればよかったのだろう」。そしてその考えに基づいて行動を起こします。さて、その結果は、その経過はどうでしょうか。それは個人の中で、そしてこれまでの歴史で検証されることでしょう。 大きな出来事。それが、この「ワーニャ伯父さん」の世界にとっては、ソーニャの死として設定されています。その大きな出来事の後と前の時間を行き来しながら、物語は進んでいきます。 報われないことが多い世界の中で、せめてこのひとだけでも報われてほしいと思えるひとの喪失を鏡にすることで、人間の小ささを深く洞察し、愛したチェーホフの言葉に新たな光をあてられるはずです。そして、その光が、現代を生きる私たちの過去と現在、それに未来を、束の間であっても、照らしてくれればと願っています。 鳴海康平 第七劇場 演出家、Théâtre de Belleville 芸術監督