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室内暖房用の電気ヒータには安価でコンパクトな物がありますが、温度調節機能が無いため、足元など体の直近では熱くなりすぎて使えません。そこで、デジタル指示調節計を用いて、安物の電気ヒータを一定温度に制御することにしました。 デジタル指示調節計は、空気調和設備における温湿度制御や、プラントなどのプロセス制御等に用いられております。今回使用した調節計は横河電機製のUT37で、かなり昔の製品になります。 温度の検出部には、半導体センサであるLM35DZを使用しました。これは、0~100℃の温度に対して0~1Vを出力する仕様です。(この調節計は0~1Vが入力できます。)以下にLM35DZの情報がありましたので、URLを記載しておきます。(URLは変更や削除される場合があります。) https://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/... ヒータの通電制御は、回路を簡単にするため、ソリッドステートリレー(SSR)使用しました。これは、秋月電子通商が発売しているキットで、ゼロクロススイッチング仕様です。調節計の制御出力は、SSRを使用している関係から時間比例PIDとしております。このことにより、サイクルタイムのなかで通電・停電が繰り返されることとなるため、結果としてヒータにはストレスを与えてしまっているものと考えます。 いい加減に組んでしまった物ですが、外乱が無ければ+-1℃位の範囲内で制御できており、足元を丁度良い温度に保つことができます。