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多摩モノレール延伸決定　“鉄道空白”の武蔵村山市は

多摩地域の交通を担う多摩モノレールが開業して27年。ついに瑞穂町までの延伸が決定しました。 多摩モノレールは現在、多摩市にある多摩センター駅と東大和市の上北台駅の間で約16キロを結んでいますが、このほど国土交通省が北の終点の上北台駅から瑞穂町のJR箱根ケ崎駅前までの約7.1キロの延伸を認可しました。東京都の事業費は904億円。7つの新駅を建設する計画でこのうち5つの駅ができるのが東京の市部で唯一、鉄道が走っていない武蔵村山市です。武蔵村山市によりますと「鉄道空白地帯」の市内では車の渋滞の状況や天候によっては移動時間が予測しにくく、さらに市内に駅がないため街のにぎわいを生む拠点も作りづらいことも課題となってきました。 （武蔵村山市 湊課長） 「人やものが集まる拠点になりうる駅がなかった。そこに5つもいっぺんに駅ができるというところは街並みが大きく変わる大きなチャンスだと思っています」 市役所から500メートルほどに設置される新しい駅は市のほぼ中心地で、武蔵村山市民も期待を寄せます。 （20代女性） 「モノレール（駅）ができると（移動の）時間が読みやすくなり便利になるかなと思う」 （30代男性） 「東村山の職場から電車とバスで市役所にきたが、乗り継ぎを合わせると約1時間かかったかな。（帰るために）次のバスをみたら30分近くまた待つので結構時間かかるなと思います。早くモノレールの駅ができてくれるとありがたいですね」 延伸されるモノレールは、2034年度に開業予定です。