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【動画データ】 春の調は双調なのに喜春楽が黄鐘調なのは、春が意味するのが春宮(東宮)、即ち皇太子だからです。 『教訓抄』によると、「東宮の元服の時、必ずこの曲を演奏する」とあります。 【公演データ】 開 催 日 令和4年9月23日(金、秋分の日) 開催場所 旧燈明寺本堂 催 事 名 平安楽舎試楽会 演奏演舞 舞人/濵田理恵。龍笛/長谷川景光。藤田弥生。鳳笙/高橋萌香。 大篳篥/高橋佐知子)。鞨鼓/左野龍子。楽太鼓/大澤麻佑。鉦鼓/横山哲也。 使用楽譜 『新撰楽譜』、『鳳笙秘譜』、『掌中要録』(舞譜)他。 【平安朝舞楽について】 狛近真が鎌倉時代に著した『教訓抄』を紐解くと、以下のように記されています。 「踏足モ台(舞台)ヲナ(鳴)ラサズ。膝ヲヲ(折)リテ踵ヲヲ(置)ク。爪立足モ拍子ニアワ(合)スベシ。高ク躍ル舞ニモ爪立テヤガテ落居()バ台ナル事ナシ。延立モ落居モ、ヤハラ(柔)ツヽ(滑らかに)スルヲ吉舞人トハ云ナリ。去肘モ伏肘モ拍子ヲマ(待)チテシヅ(静)カニカナ(奏)ヅ。腰ニ付タル手モ拍子ゴト(毎)ニシ(締)ムル(拍子を取る)ナリ。又伏肘ヲ打ニハスコ(少)シカタ(傾)ブキテ顔ニ打カケテ手ノサキ(先)ニ目ヲカクベシ」 すなわち、平安時代、鎌倉時代の舞は拍ごとにリズミカルに脇を締めますが、現行雅楽の舞のように、絲鞋(しかい)で舞台を叩いてから足を披(ひら)くというような動作は行わず、「しなやかで静かなる舞」を理想としていたことが分かります。さらに、平安時代、鎌倉時代の舞譜は現行雅楽の舞譜と大きく異なるだけでなく、舞の美学が異なると言えます。