【頭木弘樹】言葉にできないことを語り合う　『食べることと出すこと』『口の立つやつが勝つってことでいいのか』に学んだ、黒でも白でもない曖昧さの肯定 скачать в хорошем качестве

【頭木弘樹】言葉にできないことを語り合う　『食べることと出すこと』『口の立つやつが勝つってことでいいのか』に学んだ、黒でも白でもない曖昧さの肯定

#文学、#闘病、#カフカ、 大切な人が病気になった時に、真っ先に頭に浮かんだのが頭木弘樹さんの本でした。病の恐ろしさは、どういう状態になるのか予測がつかないこと。努力が功を奏するとも限らない中で、どのように心を保てばいいのか分からない……。そんな時に私の救いとなってくれたのが、頭木さんの本でした。 20歳のときに潰瘍性大腸炎にかかり、13年間闘病生活を送った頭木さんが、自身の体験を文学を交えながら綴った『食べることと出すこと』（医学書院）。そして、うまく言葉にできないほうが当然であり本当であることを綴ったエッセイ集『口の立つやつが勝つってことでいいのか』（青土社）。 言語化できることなんてほんのわずかで、うまく言葉にできないことや、説明しきれないこと、矛盾していることにも同等の価値があると教えてくれている頭木さんの書籍。それらをもとに、食べられないことや、割りきれないこと、怒れないこと、バランスをとる難しさ、断定的に言わない誠実さ、カフカに見る矛盾や弱さの価値、などについて語り合いました。 書籍と併せてどうぞお楽しみください。 ◆頭木弘樹さん著『食べることと出すこと』（医学書院） https://amzn.asia/d/8QBCCDz ◆頭木弘樹さん著『口の立つやつが勝つってことでいいのか』（青土社） https://amzn.asia/d/bLbbOCH ◆頭木弘樹さん著『カフカはなぜ自殺しなかったのか？　弱いからこそわかること』（春秋社） https://amzn.asia/d/hhZdjGn ◆頭木弘樹さん著『絶望名人カフカの人生論』（飛鳥新社） https://amzn.asia/d/8gazBXn