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ついに来た。 “ダンシング・ヒーロー”がフェス用にフル覚醒したらこうなるんじゃね? とスタッフが冗談半分で言ってたやつが、 なぜか本当に実体化してしまった問題作。 まずホーン隊。 登場した瞬間に空気が“夏フェスのメインステージ前方エリア”になる。 太陽より先に音が照りつけてくる、完全にアウトドア仕様のブラス。 編集部内での通称は「音の汗」。 浴びた瞬間にテンションが勝手に上がる、アレだ。 ベースは90年代バンドブームの頃に 「とにかく弾けば盛り上がるだろ?」 と勘違いした若者の精神を背負ったまま、 ジャズファンク方向に迷い込んだ化け物グルーヴ。 跳ねる、暴れる、そして最終的に観客を持ち上げにかかる。 コンガとクラップ隊は、 いわゆる“フェスの多幸感エリア”を担当。 この2つが鳴り始めると、 人間はなぜか意味もなく笑顔になる。 医学的な根拠はないが、雑誌的には“そういう気配がある”。 ボーカルは、荻野目洋子の煌めくポップさが 90年代編集者の悪ノリを吸い込んで、 「気づいたら会場全員が平和になっている声」 みたいな状態に進化。 ハーモニーが重なるたび、 観客の心拍数がフェス用に最適化されていく。 Moogのキラッと光る一撃が差し込むと、 当時の雑誌でよくあった 「宇宙まで届きそうなサウンド!」 という表現をあえて使いたくなる。 だって本当にそう聴こえるんだから仕方ない。 総じてこのカバーは、 “ダンシング・ヒーローがもし90年代にサマソニ初開催を祝うために産まれたら” みたいな強引な設定でも余裕で成立する、 祝祭ファンクの決定版。 乾いた音? ミニマル? そんなもの90年代の校了の時点で没になっている。 ここにあるのはただひとつ。 踊れ。話はそれからだ。 🎵 原曲:荻野目洋子 – ダンシング・ヒーロー (1985) 🎸 カバージャンル:Solar Funk / Jazz-Funk / Festival Groove ※これはカバー音源です。90年代雑誌のノリで制作しています。 ※著作権は荻野目洋子様および関係各位に帰属します。 #荻野目洋子 #ダンシングヒーロー #funk #フェス #90年代 #ファンク #ewf #カバー #earthwindandfire ===================