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紐作りの壺 (The Coiled Vessel: The Art of Hibikesho)

日本では古来より、陶器が人々の暮らしに深く根付いています。陶器の持つ自然な風合いや職人による手作業の温かみ、繊細で滑らかな美しさ、実用性の高さなどは、日本人の心を捉え、今なお、全国各地で陶器作りが行われています。また茶道などとともに発展してきた陶芸は、日本人の美意識を形作る上で重要な役割を果たしてきました。 今回の動画では日本の伝統的な「手びねり」と呼ばれる作陶技術に斬新なアイデアを加えることで、芸術的な価値を高めた作陶のプロセスをご紹介します。 出来上がった作品からは、神秘的な景色を作りだす自然の力と、作り手の息吹が感じられます。土と炎と作り手の技が織りなす芸術作品が誕生するまでの過程を、ぜひご覧ください。 陶芸の世界に興味がある方も、そうでない方も、きっと心を揺さぶられるはずです。 （字幕をオンにすると解説が見れます。） #gaku_nakane #中根楽 #作陶 *中根 楽 プロフィール 現代のクラフトマンシップにおける卓越性と芸術性を象徴する中根楽氏は、2024年の「ロエベ財団 クラフトプライズ」のファイナリストに選出され、国内外で注目を集めています。滋賀県東近江市を拠点に作陶活動を行う中根氏は、幼少期に触れた豊かな自然をインスピレーションに、自然の景色や使い込まれた古道具から得た美を作品に反映させています。 特に注目されるのは、独自の技法で生み出された「罅化粧（ひびけしょう）」の器やオブジェ。その表面に現れる罅の模様が、自然にできた景色のように力強く、同時に美しい存在感を放っています。この技法には、時の流れや自然の無作為な造形への深い敬意が込められており、見る者に温かみと静寂をもたらします。（2025年2月1日〜2月4日 新宿伊勢丹本館『眼鏡と工芸展』紹介文より） 00:00 イントロダクション 00:50 土を捏ねる 01:18 底部をつくる 01:42 紐状にした土を積んでいく 02:27 大まかに形を整える 02:42 さらに土の紐を重ね形を作っていく 04:46 壺の開口部を作る 06:24 胴の形を整える 06:57 仕上げの成形 09:44 釉薬をかける 11:00 余分な釉薬を拭き取る 13:01 窯詰めする 14:12 完成 *音楽 コトナガ / Audiostock naopapa / Audiostock *企画・制作 伝統工芸技術を未来に伝える”未来遺産”プロジェクト