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登山しないサバイバリストが行く登山 • 【旭岳】登山しないサバイバリストが行く旭岳・裾合平 0:00 パート1林道自転車走行 19:30 パート2札内川本流渡渉 35:30 パート3八ノ沢沢登り 57:10 八ノ沢カール到着 カムイエクウチカウシ山(以下カムエク)の登山口から八ノ沢カールまでの未整備または一部整備された登山道の全容を動画にされている方は少なく、本映像がこれから登られる方々への参考になると考えられましたので、可能な限り、難所や渡渉の注意点等を説明させていただいています。 ※今後のカムエク登山での遭難、滑落事故、死亡事故等の防止の観点もあります。2019年には70代の女性が滑落死亡(登山ツアー中)、30代男性が滑落死亡、同年ヒグマによる人身事故が2件、1人は軽傷、1人は頭を齧られるなど重傷を負っています。 基本は2人以上の登山が推奨ですが、単独もいらっしゃいます。 ここでは自分が単独で行った際に感じた注意点をまとめさせていただきます。 ●必要な登山経験、身体能力について ・テント泊を伴う登山経験、渡渉を伴う登山経験、クライミングやボルダリングの経験(初級レベルでOK)、6時間以上歩ける体力、ヒグマ対応の知識。 ●装備について ・沢靴はフェルトよりラバー、スパイク推奨。八ノ沢カールからトレラン軽量靴推奨(しっかり地面を掴む靴底推奨)。ただし、沢靴でもラバー、スパイクなら山頂まで問題ありません(1足で済む)。また、水に入っても岩場のグリップ力が変わらない登山靴なら大丈夫ですが、水が入って重くなるのでそこはご自分で判断してください。 沢靴の靴底がフェルトは登山道で泥砂が付いた状態で岩を踏むと、泥砂の粒子で滑ります。札内川本流と八ノ沢では問題ありませんでしたが、三股急登付近では登山道と滝・岩場の連続で稀に泥砂が付いた状態で岩を踏むことがあり、滑ったので、沢水で泥砂を落としてから、岩場を踏むなどの気を遣う羽目になりました。 自分は元々、渓流釣りで沢歩きをすることが多いので慣れると問題ありませんでしたが、初めて沢靴で歩かれる方はこの話が沢靴選びの段階で参考になると思います。 また、沢靴は普通の靴とは違うので、履き慣れておくことも必要です。柔らかいタイプの沢靴はつま先や土踏まずを使うことになり、普段、硬くしっかりとした登山靴に慣れている足だと使っていない筋肉を酷使することになります。大先輩は普段沢靴を履かないのでこれが痛くて辛かったと言っています。 ・ヘルメット必須。滑落の際の頭部保護。 ・ストック必須。主に札内川~三股までの八ノ沢渡渉の際に使用。浮石による横転の防止。また、軽い捻挫であればストックがあれば下山可能。ただし、三股の急登に一度上がってしまうと、ストックがあっても下山は不可能なので、救助を呼ぶしかない。 ・熊スプレー必須。 ●コースについて ・林道パート、札内川渡渉パート、八ノ沢沢登り三股までのパートは動画内容の通り。 ・三股から八ノ沢カールまでが登山道としての整備が顕著で、理由は道迷いによる滑落事故がここで多発するからです。登る際には迷う瞬間は少ないと思いますが、下る際には足元を見ることが多いので登山道の曲がり口などのピンクテープに気づかず、数歩真っ直ぐ下りてしまい、滝の岩肌に出てしまう瞬間が2回ほどありました(同じように下ってしまった他の方の足跡がある)。滝の岩肌に出るとルートがなく、戻るにも急で掴むものがなければ、そこで動けなくなります。実際、そこで無理に下りようとしてルートを探し、滑落捻挫という事故があります(2019年滑落で亡くなられた30代の男性はこれが原因だったかもしれません)。 動けないと感じたら、誰かが通るまで待ちましょう。テント泊装備を持っている方だとロープを持っている方がいる可能性があり(自分は用意していた)、安全に引き上げてもらえる可能性が高くなります。 足元を見ながら下ると足場は確かになりますが、登山道が曲がる際に気づかないことがあります。かと言って先を見ると足が滑って怖い思いをしたり、落石を起こします。解決策として、下山中は必ず一定の間隔で『止まって、見る』ことを強く推奨します(登るときはゆっくりなので自然とこれが出来るが、下りではおろそかになる)。 八ノ沢カールから三股までの急登下りは数歩先が見えないことが多いので上記のことを守れば、滑落は防げると思います。 ・急登はロープがあるのでロープを頼りにして、ストックは仕舞う方が多かったです。僕はストックは一度も使用せずに登りました。ただし、急登は自分に向かっている枝や笹が多く、仕舞ったストックやザックに引っかかることがあるので、ストックはザックよりも上に飛び出ないように仕舞ってください。急登中に引っかかって、体勢が崩れ、危険に感じました。ちなみに"北海道三大急登"と言われる急登の比ではない急登だそうです。ロープのみで梯子や鎖場はありません。 ・八ノ沢カールから山頂までは最初の最低コルの急登をゆっくり詰めて、ニセピークを数度越えることと多少のハイマツ漕ぎがあります。体力を残しておきましょう。ここでのヒグマ目撃、痕跡が多いので笛を鳴らしましょう。2019年の八ノ沢カールでヒグマに腕を傷つけられたのはこの付近です。もし、カール内や登山道上にヒグマの姿があったら、登ることを諦めるのも必要です。 ・水はコース上でいくらでも手に入りますので浄水器を用意し、軽量化を図りましょう。一応、カール内に水はありますが、夏の終わり際などに渇水が続くと涸れるかもしれませんので、カール手前の岩場の中から出てくる伏流水を汲んでおきましょう。 ●テント泊について ・動画内で記載しているテン場の張数は概算であり、詰めればまだ張れます。過去のYAMAPの記録では三股は5~7張でした。狭いところでも張れるように幕営の練習をしましょう。三股テン場がカムエクアタックには最も向いており、人気があります。今回、絶好のカムエク日和でしたので5張も張られていました。ですので入山名簿を見て登山者が多い場合、あまりアテにしないで八ノ沢カールテン場にするか、三股テン場近辺でテントが張れそうな場所を探しましょう(少し下がったところなどで出来そうな場所はいくつかありました)。今回、自分より後から来た2名は八ノ沢カールテン場予定でしたが、自分含めて5張あり、2張張れる良い場所がないので稜線テン場を利用していました(この日は登山者が多かった)。 ・基本は1泊2日を推奨しますが、2泊3日になってもいいように食料と燃料の準備をしておいてください。 ・北海道の山は日中24度でも夜には10度を下回ることが多々あります。今回は他の登山者が「夜、寒くなかったですか?」と言っており、気温は測っていませんでしたが、7~9度だったと思います。防寒対策をしましょう。自分はこの時はウールの服とウールの厚手靴下、ダウンパンツ、エマージェンシーシートとハクキンカイロを使用しました。 ●登山のタイミング ・「リアルタイムダム情報 札内川ダム」の全流入量は5m3/sが安全ラインで渡渉地点はどこも膝下となります。10m3/sだと膝上~太ももの半分までで渡渉は急ぎ足にならずに注意して行けば問題ありません。15m3/sだと腰までの水量となる渡渉地点があり、渓流釣り等で渡渉に慣れていないと転倒する危険性が高まります。15m3/s以上は推奨しません。 最低でも10m3/s程度、それ以下である場合に臨みましょう。多くの方がそのタイミングで登られるので周りに人がいて安心です。 大先輩は途中、雨が降り出しても登ったため、帰りの渡渉が出来なくなる可能性があり、山から下りられない遭難一歩手前だったと言っていました。このときは雨が降り出した時点で他の登山者は全員、下山しており、大先輩一人で頂を踏んだそうです。生きて帰って来られたのは強運でしょう。カムエクは適切な判断と登山運が必要です。 ・適期は7月中旬から9月中旬まで。雪渓が多い7月中は滑落事故も多くなります。場合によってはアイゼンが必要でしょう。昨年もしくは直近のYAMAPなどで情報を得ましょう。 ●その他 ・福岡大ワンゲル部ヒグマ事件の舞台となった北日高~中日高がどれほどの規模の山域なのかは、以前投稿している東ヌプカウシヌプリの冒頭~3分までをご覧ください。福岡大ワンゲル部が踏んだそれぞれの頂が軒並み連なっているのでイメージしやすいでしょう。1970年代の登山装備でこの山域に十何日も臨んでいたことだけでも凄まじいと感じます。この大縦走の山行が達成できていたら、その当時の偉業として福岡大ワンゲル部の歴史に残っていたことでしょう。登山しない僕でさえ、十勝平野から日高山脈の山並みを眺めていると、ヒグマに数度襲われても山を下りなかった気持ちを察することができます。 ・携帯電話の電波は場所によってあるようですが、あまり頼りにしないでおきましょう。日帰りでビバーク装備もなく、スマホを紛失してしまい、遭難しかけた方がいます(24歳男性。登山始めて2年目で体力任せ、憧れのみで日帰り強行した結果と言われています)。他の登山者に助けられましたが、無計画さと過信が生んだ一時遭難の例です。日高の山はスマホに頼らず、紙の地図を用意してください(僕は注意点等、書き込めるので紙派です)。 ・近年、カムエクを日帰りする方が増えていますが、そういう方に限って救助されるのではないかと僕は考えています。自分が三股に臨んでいる最中に急ぎ足で下山する方が少なくなく、僕の5m前で落石を起こしていました。「ラク!ラク!ラク!」と聞こえて、足元から目を頭上に移したときには自分の目の前を斜めに八ノ沢に向かって人の頭くらいの石が転がり落ちて行きました。すれ違いざまに「すみません」と言われ、「いえ、大丈夫です」と答えましたが、やはり足取りは急ぎ気味でした(女性でした)。 基本的にこのコースは雨等で足元の石の具合が変わり、整備された登山道という認識では歩かない方がいいです(整備が顕著なのは死亡事故の起きている三股の連続急登のロープ場周辺)。『自然を歩いている』という認識のもとでとくに下山は決して急がずに臨んでもらいたいと思います(二次被害も防げる)。 ・2日目の下山中にはヘリが飛んでおり、捻挫による救助だと後々に分かりました。中札内山岳会、十勝山岳連盟の方々が最低限の整備をしてくれているからこそ登れるのであって、自らの能力を過信しないでください。カムエクに登ったことがそのままあなたの"業績"とは言えないことを念頭において、次の山にも臨んでいただきたいと思います。 身体能力、体力任せでは通らない山もあります。ネット上では「体力あれば行けるよ」「二百名山最難関ではないよ」と書く方がいますが、鵜呑みにしないでください。札内川上流地域の山岳の歴史でいうと1940年~2022年の間に30名以上亡くなっています(2~3年に1人は亡くなっている)。とくに札内川十ノ沢大雪崩事故は不幸な事故と言われています(遭難者に判断ミスはなかった)。 ・慰霊碑のプレートの最初『高山』と読んでいますが高ではなく、青の草書で『青山』せいざんが正しいようです。失礼しました。 ~最後に~ カムイエクウチカウシ山は終始、"下りるために登っている感覚"のする山でした。登りながら「下りるときはここに注意しよう」と後ろを振り向いて、難所を記憶しながら登りました。自衛官だったときに「振り返って景色を覚えておけ」と教えられたものですが、登山でもこれが有効です。 使用音源: 「閉ざした心」KK https://dova-s.jp/ DOVAーSYNDROME 「n103 志は死なない」 フリー音楽素材H/MIX GALLERY 秋山裕和 #日高山脈襟裳十勝国立公園 #カムイエクウチカウシ山 #八ノ沢カール