2025年新春「宮下知事に聞く」　青森県政の展望 скачать в хорошем качестве

2025年新春「宮下知事に聞く」　青森県政の展望

年頭に当たり、宮下知事に２０２５年の青森県政の展望を聞きました。 就任から１年半が過ぎた宮下知事。まずは２０２４年について伺いました。 【澤田愛美アナウンサー】 「２０２４年はたくさんのことに取り組まれたと思いますが、１年を振り返ってどうでしたか」 【宮下知事】 「全国で初めての取り組みもありましたし、県政の大方針というのも様々出させていただきました。例えば給食費が全県で無償になって、各地域で段階的に無償化が進んだことが１つ。年末には、再生可能エネルギーと自然の共生条例という、新しい青森県の自然を守る、そして再エネを推進するという案を発表させていただきました」 県政の最重要課題の１つ、少子化対策。県内では出生数の減少が続いていて、２０２４年の出生数は、今のところ２０２３年を下回る状況となっています。 県は２０２４年１０月、少子化を克服するためのこども・子育て「青森モデル」を発表しました。 【澤田愛美アナウンサー】 「２０２４年は、『青森モデル』を発表されて様々な取り組みをしていくことが分かりました。その中でも２０２５年にまず取り組みたいことは何ですか」 【宮下知事】 「不妊治療に挑戦してくれる若い人たちが増えていることを考えると、今回はその枠も広げていきたいという思いもありますし、また子ども・子育ての分野では、新しい無償化政策にもぜひとも取り組んでいきたい。さらに子育てしているお母さんたち・親御さんたちが困っているのは小児科不足なんですよね。これは何とか解消しなければいけないということで、オンライン診療を全県でできるように仕組みづくりをすすめていきたい」 【澤田愛美アナウンサー】 「ちなみに、新しい無償化というのはどんなことを検討中ですか」 【宮下知事】 「これはどうしても次の年の予算になってしまうので、これからしっかりと予算編成の過程の中で議論を進めていきたいと思っています」 その県の予算編成ついて影響を懸念する声があったのが、いわゆる「１０３万円の壁」の見直しです。 【澤田愛美アナウンサー】 「こちらについては賛成の立場なんですよね」 【宮下知事】 「もちろんもちろん。県民の皆様の手取りが増えていくわけですから」 「中央の政府も地方の政府もそうなんですが、県民や国民の期待というものを受けて、期待に沿って期待通りのことをやるのは当たり前のこと。それ以上に期待以上のことをやることで、この国にいて良かったとかこの県に生まれ育って良かったということで、感動を与えられるようなそういう行政ができるわけだから、『１７８万円』とある政党が言ったらもう自民党は『２００万円』まで上げるとか、それくらいやったほうが良いのではないですか」 また、宮下知事が掲げる県庁大改革についても話を聞きました。 【澤田愛美アナウンサー】 「２０２４年４月には大きく組織改革もされたと思います。これに関してはどうですか」 【宮下知事】 「県庁大改革ということに終わりはないと思っていて、政策テーマごとに部局を分けてそれぞれ政策に集中できる、集中して取り組めるるような体制は整えたことが第１弾。第２弾は、県民局を２０２５年度から廃止して、地域事務所方式にしますので、よりタテのラインで本庁と地方がスムーズに結ばれて、県民目線で県民の皆様のためにスピード感をもって県政を運営できるような体制づくりをしていきたいと考えています」 そして、最後に今年のテーマを書いていただきました。 【宮下知事】 「これです。天地人」 「何よりも大事なのは、県民の皆さまと一緒になって行政を進めていくという人の和が大事。天の時地の利人の和、これを大事にする。２０２５年…、ヘビ」 「ニョロニョロとね、地面から出てくるように、そしていつの日か大蛇になって日本と世界を席巻する青森になりたいですね。２０２５年は夢を持っていきましょう」 人口減少問題とも結び付く少子化対策や子育て支援は、国の動向も注視していく必要があると思います。 ２０２５年は参院選もあるので各党の主張にも注目です。