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井上敬(医師・産業医・労働衛生コンサルタント) アルコール依存って、なんとなく「飲み過ぎのおじさんの話」とか「自分とは関係ない世界のこと」と思われがちなんですが、実はそんなに遠い話ではありません。 日本では、アルコール依存症の人がだいたい100万人いると言われています。ざっくり言えば、100人に1人です。クラスに1人、職場に1人いてもおかしくないくらいの頻度なんですね。 でも、多くの人はそこまで深刻に捉えていない。 「ちょっと飲み過ぎてるだけ」「ストレス発散だから」そうやって自分も周りも軽く扱ってしまう。 そこにこの病気の怖さがあります。 アルコールは「脳と相性のいい毒」 アルコール、つまりエタノールという物質は、脳との親和性がものすごく高い物質です。 簡単に言うと、「脳にスッと入り込んでしまうタイプの毒」です。 最近になって分かってきたのは、アルコールが「ドーパミン」という脳内物質と深く関わっているということです。 ドーパミンは「快楽物質」「やる気物質」と呼ばれていて、うれしいこと・楽しいことがあったときに出るホルモンです。 タバコを吸うとニコチンの作用でドーパミンが出ます。 ギャンブルで大当たりしたときも、脳の中でドッとドーパミンが出ます。 この「ドーパミンの快感」がクセになって、タバコもギャンブルもやめられなくなっていく。 アルコールも同じ仕組みだったということが、実はわりと最近になって分かってきました。 脳の中で、ドーパミンを抑える神経の働きをアルコールが邪魔することで、結果としてドーパミンがたくさん出てしまう。 それで「気持ちいい」「楽しい」「疲れが飛んだ気がする」と感じて、また飲みたくなる。 つまりアルコールは、 タバコやギャンブルと同じように「ドーパミン依存」を作り出す物質だということですね。 タバコ・ドラッグ・お酒の中で、いちばんタチが悪いのは? よく比較されるのが • タバコ • ドラッグ(たとえば大麻など) • アルコール(お酒) の3つです。 「一番体に悪いのは?」と聞かれたときに、 実は「酒が一番じゃないか」と言う専門家もいます。 タバコやドラッグは「体に悪い」「依存になる」と、多くの人が分かっています。 違法ドラッグはそもそも手に入りませんし、大麻だってコンビニでは買えません。 ところが、お酒だけはコンビニで24時間いつでも買える。 自販機でビールを売っている国なんて、アメリカやヨーロッパから見ると驚愕レベルです。 彼らからすると「大麻を自販機で売ってるようなものじゃないか」という感覚に近いかもしれません。 一番健康へのダメージが大きい可能性がある物質が、いちばん気軽に買えてしまう。 ここに、現代日本の歪みがあるとも言えます。 「アル中」と「アルコール依存症」は別もの よく「アル中」とひとまとめに言われますが、実は中身が違います。 • 「アルコール中毒」 → 一気飲みをして倒れる、急性アルコール中毒。10代・20代にも多い。 • 「アルコール依存症」 → 長年の飲酒でやめられなくなり、生活全体が壊れていく慢性の問題。 世間で「アル中」と呼ばれているのは、本来はアルコール依存症のことです。 こちらは40〜50代以降の男性に特に多く、もちろん女性にも見られます。 僕の印象では、アルコール依存になる人は「性格の悪い人」ではなく、むしろやさしくて、傷つきやすい人が多いように感じます。 ストレスや孤独、仕事のプレッシャー、人間関係のしんどさ。 そうしたものに耐えるために、お酒に頼るようになり、それが徐々に生活を侵食していく、というパターンが多いのではないでしょうか。 10年かけて身体も人生も蝕んでいく病気 アルコール依存症の怖いところは、一気に来ないことです。 じわじわと、10年くらいかけて体と人生を壊していきます。 最初は「ちょっと飲み過ぎかな」「最近毎日飲んでるな」くらいの自覚しかないかもしれません。 ところが、 • 休肝日が取れない • 朝から飲みたい • 控えようと思っても減らせない • 家族に心配されてもやめられない こういう状態になってくると、もう自分の意思だけではどうにもならなくなってきます。 最終的には、肝臓・脳・心臓・膵臓など、全身がダメージを受けて、命を落とす方も少なくありません。 だから本当は、がんや心筋梗塞と同じレベルで「怖い病気」として扱う必要があるのです。 自分一人の力では抜け出せない 労働者には「自分の健康を守る義務」があります。 でも、アルコール依存になってしまうと、それを自分ひとりの努力で果たすのはほぼ不可能です。 本気で立ち直ろうとするときには、 • アルコール依存の専門医 • 産業医 • 保健師 • 家族・パートナー • ときには同僚や友人 こうした周りの人たちが「みこしを担ぐように」一緒に支えていく必要があります。アルコール依存は、「意志が弱いから」ではなく、脳が変化してしまった結果としての「病気」です。 だからこそ、周りの支えが必須になります。 仕事への影響:アブセンティーズムとプレゼンティーズム 産業医の立場から見ると、アルコール依存の方には2つの問題がよく見られます。 1. アブセンティーズム(欠勤・遅刻・早退) • 二日酔いで仕事に来られない • 体調不良が続いて欠勤が増える 2. プレゼンティーズム(出社しているが能力が発揮されていない) • ぼーっとしている • 判断ミスが増える • 集中力が続かない つまり、「来ていない問題」と「来ているのに働けていない問題」が両方同時に起きるわけです。 これは会社にとっても本人にとっても、とても大きな損失です。 この状態が続くと、「安全に業務を続けるのは難しい」と判断せざるをえない場面も出てきます。 だからこそ、早い段階での介入と、治療・支援が重要になります。 お酒と上手につきあうための「3つの1」 アルコールについて、僕はよく「3つの1」という話をします。 1. 1日1杯までにする 2. 1週間に1回だけにする 3. 一生飲まない どれかを選びましょう、という意味ではありません。 この3つのどれかの範囲に収まっているうちは、健康被害はかなり小さく抑えられるだろう、という目安です。 かつては「酒は百薬の長」と言われていました。 その背景には、いわゆる「フレンチパラドックス」という有名な話があります。 フランス人は肉もチーズもよく食べるのに、心筋梗塞が少ない。 この理由を調べた研究者が、「赤ワインをよく飲むからではないか」と考え、 アルコールの量と心血管病のリスクを並べると、少量飲酒のところだけリスクが少し下がる、U字カーブのようなグラフが出てきたんですね。 それをもとに 「じゃあワイン1杯くらいは体にいいんだ」 「適量のアルコールは健康に良い」 と長い間信じられてきました。 でも、最近の結論は「やっぱり毒でした」 ところが、その後の研究で分かってきたことがあります。 • 心筋梗塞など一部の病気は、確かに少量の飲酒で減る傾向がある • しかし、「がん」と「全体の死亡率」は、アルコール量に比例して右肩上がりで悪化する つまり、 心臓にとっては少しプラスかもしれないけれど、 がんや寿命全体で見ると、アルコールは「毒」でしかない。 ということが、この数年ではっきりしてきました。 特にアルコールは • 咽頭がん(のど) • 食道がん • 大腸がん • 女性では乳がん こうしたがんのリスクをはっきり上げることが分かっています。 エタノールは、発がん性のある有機溶剤だ、という認識でいいと思います。 ですから、昔のように「少しなら体にいい」とは、とても言えなくなりました。 「少なければまだマシ」「多ければ多いほど確実に損」くらいの感覚が現実に近いです。 アルコールを飲まない、という選択 アルコール依存で家族を失った人は、「自分は絶対に飲まない」と決めることがあります。 たとえばアメリカのトランプ前大統領は、一切お酒を飲まないそうです。 お兄さんがアルコール依存症で若くして亡くなったため、「自分は絶対に同じ道は歩まない」と誓ったとされています。 その代わり、ハンバーガーとコーラとポテトが大好きで、これはこれで体にはかなり悪い。 「毎晩ビール2杯+焼酎ハイボールの人」と 「毎日ハンバーガー+ポテト+コーラの人」、 どちらが体に悪いかというと、おそらく“同じくらい悪い”と言っていいかもしれません。 つまり、アルコールだけが悪者というより、 「強い快楽をくれるものは、たいてい体にとっては毒性も強い」 ということです。 見えにくいけれど、確実に人を奪っていく病気 アルコール依存症は、交通事故のようにニュースにならないことが多いです。 静かに、ゆっくり、しかし確実に、命と人生を奪っていきます。 • 家族との関係が壊れる • 仕事を失う • お金が回らなくなる • 健康を失う そんな人が、実は日本に数十万〜100万人単位でいる。 でも、社会全体としてはまだまだ「見て見ぬふり」をしている部分があります。 本当はもっと、大きな声で言わないといけません。 アルコール依存は「意志の弱さ」ではなく、「治療と支援が必要な病気」です。 そして、静かに人を殺すくらい、怖い病気です。 もし、自分自身の飲み方が気になっている方がいたら。 もし、家族や同僚の飲み方が心配だなと感じている方がいたら。 「恥ずかしいから隠す」のではなく、 早めに専門家や産業医、保健師、家族に相談する。 それが、その人の人生を守る、いちばん大事な一歩になります。 アルコールと「うまく距離を取る」ことは、その人の人生の質をまるごと守ることにつながります。