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「変わる広島駅前」　全国でも珍しい工法でレール溶接　広島電鉄駅前大橋ルートの工事に密着

来年春の開業を目指す広島駅ビルと同時に工事が進む広島電鉄の新ルート。 駅ビルに電車が乗り入れるうえでまた一つ重要となる地点の工事が行われました。 稲荷町交差点に広島電鉄”初”の十字のレールが敷かれるなど１年後の開業に向け日々、工事が進む路面電車の新ルート。 【鈴木記者】 「ちょうど稲荷町交差点から駅前大橋ルート、広島電鉄の電車が通るまっすぐの直線ですがこちら多くの工事関係者が集まっています」 【施工業者】 「溶けた鉄を鋳型の中に入れてレールの形に生成する枠です」 実は、この日行われたのは広島電鉄のレール工事で”普段行わない”ゴールドサミット溶接”。 ＪＲの線路などで使われる工法で、レールにはめた鋳型の上に「るつぼ」と呼ばれる耐熱容器が設置されると…。 「あ！すごい炎が出ています！」 流し込まれたのは２０００℃にもなる酸化鉄とアルミニウムを化学反応させたものです。 レールとレールを繋ぐ「溶接」ですがなぜ今回、これまで広島電鉄では”行われてこなかった工法”が採用されたのでしょうか…。 それが新ルートの全国的に類を見ない構造。 路面電車は、駅ビルの２階に高架を通って乗り入れることになっていますが…。 【広島電鉄 駅前プロジェクト推進部・八木秀彰課長】 「（効果の手前の）ここは何らかの要因で広島駅に路面電車が入れないというときに、ここで全ての電車が折り返していくポイントになる。ここは道路形状が少し緩やかなカーブになっているので分岐も緩やかなカーブになっている。日本には緩やかなカーブに対応する分岐がないので今回ドイツ製のレール・分岐を持ってきてここに設置している」 普段私たちが見ている路面電車の線路はＮレールと呼ばれるものですが、今回、折り返し地点に設置されるのは広電で初めてとなるドイツ製の「溝形レール」。 【八木課長】 「ちょうどここに電車の車輪が入ってきてここが溝のようになっているから溝形レール。車輪が外れにくいという特徴がある」 このドイツ製のレールを溶接するにはこれまでとは違う溶接方法が必要だったのです。 「これまで広島電鉄ではされてこなかった工法をつかった工事、かなり慎重に行われています」 この折り返し地点のほかに駅ビルに向かう高架部分でも振動や騒音に強いこのドイツ製の溝形レールが敷かれるといいます。 来年春の開業に向けて遅れることがないよう雨の日もできる作業が行われている現場…。 【八木課長】 Ｑ：実際に駅前大橋ルートはどれくらい進んでいる？ 「いま現時点で約４割の進捗。今年１年は至る所で線路工事が進み５月６月あたりからは橋脚の上に橋をかけていくので、６月以降は構造物がどんどんできあがっていくのが見える」 Ｑ：かなり楽しみ？ 「そうですね、ワクワクしますね」 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ テレビ新広島がオススメするニュース、スポーツ、地域情報の最新情報をお届けするチャンネルです。チャンネル登録宜しくお願いします。 ※掲載されております情報は、取材当時のものですのでご了承ください。 #広島ニュース #テレビ新広島 #TSS #ライク #プライムオンライン #ニュース #広島県 #HIROSHIMA ★広島のニュースはこちらでチェック https://www.tss-tv.co.jp/ ★テレビ新広島のホームページはこちら https://www.tss-tv.co.jp/ ★公式YouTubeチャンネル「HIROSHIMA NEWS TSS」    / @tss3367   ★TSSオンデマンド(エンタメ系）    / @tss4826   ★カープ全力応援チャンネル    / @tss9018   ★TSSアーカイブプロジェクト https://www.tss-tv.co.jp/web/archive_...