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発達障害の診断と心理検査【シンプルに6分でまとめ】心療内科・精神科こころの治療・検査シリーズ

発達障害の診断の流れと、その中での心理検査の役割について、要点を約6分の動画にまとめています。 こころ診療所吉祥寺駅前　https://kokoro-kichijoji.com 府中こころ診療所　https://fuchu-kokoro.com チャンネル登録お願いします　   / こころ診療所チャンネル   ↓↓内容の詳細は下記になります。 (１）はじめに　発達障害の診断と、心理検査の役割 今回は、発達障害の診断と心理検査についてまとめていきたいと思います。よろしくお願いします。今回なんですけれども、発達障害の診断ということで御相談いただくことが多いんですけれども、この発達障害をどういうふうに診断しているんですか、という話をよく聞くことがあります。あと、その中で心理検査いわゆるWAIS検査のような知能検査、そういった心理検査をさせていただく場合が多いんですけれども、ただ、心理検査はどんな意味があるんですかと診断と心理検査の意味はということがあるのですかということを御質問を受けることが少なからずあります。そのことについて、きょうは見ていきたいと思います。 （2）発達障害診断の流れ まず、発達障害の診断ということをシンプルに見ていきますと、この右の図のようになります。 基本的にまずは自覚症状、今の症状、子供のころの症状がどうかということが一番土台になるんですけれども、これらは自覚症状。自分ではこう思っているけれどもという症状なので、外から見てどうかというところを客観的にどうかということは大事になります。 そのために客観的なものとして心理検査などを行いまして、自覚症状と客観的な症状両方を照らし合わせて発達障害の特性、困りごとがどれぐらいあるかというのを見て、正式に診断をするという流れがあります。 （３）症状について 症状なんですけれども、症状はまず今の症状、不注意であったり、人間関係をやりづらいであったり、今どんなことに困っていて、どんな症状があるかというのも非常に大事です。 一方で、発達障害の場合は、子供のころからずっと続いているということが非常に重要ですので、子供のころ、特に小学校のころの症状がどうかというところをあわせて見ていきます。 子供のころから同じ困ることがあって、今も不注意などがあるとすれば、発達障害の可能性は上がりますし、逆に子供のころは全く生じなかったけれども、1年前落ち込んできてから不注意があるとすれば、これはちょっと違う可能性が高いということになろうかと思います。 この自覚症状はあくまで自覚症状ですので、人によっては自分ではすごく症状あると思ったけれど、周りから見るとそうでもないという方もいらっしゃるでしょうし、その逆で自分ではそんなに症状がないと思っていても、周りから見るとすごく症状が目立っているというふうに言われる方もいらっしゃいます。 そのため、自覚症状も大事ですけれども、客観的にどうかということを見ることはやはり大事です。 （４）客観的な情報 そこで、一番メインになるのが心理検査になります。詳細はあとで説明しますけれども、客観的にどうかを心理検査で見ていくということになります。 そのほかのものとしての通知表であったり、客観的なものと幼少期のものを見るというやり方がありますけれども、大人で診断受ける方だと、あまり情報がないことが多いというのが正直なところあります。 もう一つが、面接のときのご様子というのはあります。これは面接のとき、心理検査のとき両方含まれると思いますけれども、やはりご様子として、そういう人間関係のやり方とか、あと注意が、集中が続きにくい続きやすいであるとか、そういうところはもちろん参考にすることはあります。 （５）おもな心理検査等 心理検査なんですけれども、ここに挙げていますけれども、主なものとしては、WAIS検査いわゆる知能検査になります。それを補うものとして、自分で質問に答える検査と、描画テストといって絵を描くような検査、体の原因がないかの採血などということがあります。 （６）WAIS検査 主な検査のWAIS検査ですけれども、これはいわゆる知能検査でありまして、約2時間ほどでいろいろな問題を解く検査になります。これによって全体的ないわゆるIQも出ますし、どういう分野が得意でどういう分野が苦手かあと、得意と苦手のばらつきがあるかなどが見えてきます。客観的にどうかがいろいろな面で見えてきますので、客観的なものを見る上で非常に重要な検査です。ただ、これだけで診断がつくわけではないので、先ほどの自覚症状も大事ですし、補助的な検査もあわせて行っていくことは大事になります。 （７）補助的な検査 補助的な検査として、いわゆる自記式、質問に自分で答える検査、それで点数が出るという検査があります。これも参考になりますけれども、あくまで自覚症状なので、そこの限界はありながらも参考にしていきます。 あと描画テスト。いろいろ木を書いたり、絵を描いたりするんですけれども、これはやっぱり客観的、自覚症状とは違うより潜在的なところが出てきます。これでも特徴が出る場合もありますし、あともう一つ大きいのが何か他の脳の不調などが隠れている兆候がないか、ほかのものの除外というところも目的であったりします。 採血に関しては、例えば甲状腺の不調とか体の原因を除外するという意味があろうかと思われます。 （８）まとめ まとめといいますかもう一回診断のことを最後にまとめていきます。 発達障害の診断は、基本的には症状が子供の頃、今続いているかどうかということが一番土台ですけれども、自覚症状であるがゆえに弱点があります。そのため、それを補完するカバーするという意味で、心理検査などを行って両面から診断をしていくということをさせていただいています。 今回は、発達障害と心理検査ということでまとめてまいりました。 こころ診療所グループ（医療法人社団Heart　Station） 府中こころ診療所（東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887) こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル６階、☎0422-26-5695) #発達障害　#心理検査　#WAIS検査　#WAIS-Ⅳ　#発達障害の診断　#ADHD　#ASD　#大人の発達障害　#発達障害の診断